

- Amazonの評価は★4.3(821件)。星4以上が85%で、口コミで最も多く語られている話題は「味」(112件)
- デメリットは8つ。3杯で約12分かかる、ミル動作音は最大66dB、水タンクが外せない、ミルは水洗い不可、粉が飛ぶ、保温は約20分、1杯のできあがりは120〜130ml、豆と水を毎回量る
- 「時短」より「ハンドドリップに近い味」を求める1〜2人分の家庭に向く。急ぐ朝や家族全員分をまとめて淹れたい人には向かない
- 本体の保証は1年。公式ストアで買うと5年保証が付く(価格は高め)
ツインバード CM-D457Bとは:味のために手間を残した全自動コーヒーメーカー
CM-D457Bは、ツインバードの3杯用の全自動コーヒーメーカーです。豆を挽くところから抽出、保温まで1台で行います。公式ストアの商品ページによると、カフェ・バッハの田口護氏が監修し、プロのハンドドリップを再現することを目指したモデル。色はブラックのCM-D457Bと、ホワイトのCM-D457Wがあります。
主な仕様を取扱説明書(印刷18ページの仕様、5〜7ページの使いかた)から抜き出します。
| 項目 | CM-D457B |
|---|---|
| サイズ | 幅160×奥行335×高さ360mm |
| 質量 | 約4.1kg |
| 定格消費電力 | 610W |
| 定格容量 | 450ml(3カップ) |
| ミルの定格容量 | 36g |
| 挽き目 | 粗挽き・中挽き・細挽きの3段階(中間には設定できない) |
| 抽出温度 | 83℃・90℃の2段階 |
| メニュー | 豆から・粉から・ミル(ミルだけ使う)・メンテナンス |
| 保温 | 約20分で自動的に切れる(保温温度は約70℃) |
ポイントは抽出温度を選べることです。取扱説明書と公式FAQは83℃を推奨温度とし、すべての焙煎度に向くバランスのとれた味としています。熱めの仕上がりや苦味を好む場合、アイスコーヒーを作る場合は90℃。一般的に、抽出温度が高いと苦味が、低いと酸味が強くなる傾向がある、と取扱説明書5ページにあります。

CM-D457Bの評判:Amazonの口コミ821件を数字で見る
星4以上が85%、星2以下は6%
Amazonの商品ページ(2026年10月8日確認)では、評価は★4.3、レビューは821件。星の内訳はこうなっています。
| 評価 | 割合 |
|---|---|
| 星5つ | 63% |
| 星4つ | 22% |
| 星3つ | 9% |
| 星2つ | 1% |
| 星1つ | 5% |
同じページには「過去1か月で100点以上購入されました」の表示もありました。発売から年数がたっても、まだ選ばれている機種です。
話題になっているのは「味」「価格」「音」「粉の飛散」「手入れ」
Amazonはレビューの話題ごとに件数を出しています。多い順に、味112件、満足55件、価格40件、使いやすさ33件、音29件、香り25件、粉の飛散25件、手入れ24件です。
Amazonのレビュー要約(AI生成)は、味と香りについては高い評価、ミルから全部やってくれる便利さも好評としたうえで、豆を挽く音が大きいという指摘があり、音・粉の飛散・手入れについては意見が分かれている、とまとめています。
つまり、良い評判は味に集まり、気になる声は音・粉・手入れに集まっている。次の章で、その中身を取扱説明書と公式FAQで確かめます。
買う前に知りたいCM-D457Bの8つのデメリット
口コミで挙がる不満を、メーカーが公開している情報で裏づけました。どれも故障ではなく、この機種の仕様です。
1. 3杯分で約12分かかる
公式FAQによると、3杯分のできあがりまでの目安は約12分。内訳は、ミル動作が最長5分(同時に湯沸かし約5分)、ドリップが約7分です。蒸らしは約30秒あります。豆の量に関わらず、ミルは豆をかき出すために最大5分動き続けます。
手早く1杯を淹れたい朝には長く感じるはずです。取扱説明書には予約タイマーの記載もありません。
2. ミルの動作音は最大66dB
公式FAQの値は、最大66dB(距離1m、ミル動作時)。ミルは「キュルキュル」というやや大きめの音で、湯沸かし中には電気ポットのような音もする、とメーカー自身が書いています。早朝や深夜に使う家庭は、この点を先に知っておいてください。
3. 水タンクは取り外せない
取扱説明書で外せるのは水タンクふたで、水タンクそのものは本体についたままです。給水は、ガラスサーバーで量った水を上から注ぎます(印刷5ページ)。
汚れたときは、メンテナンスモードの「クリーン」でクエン酸洗浄し、「ドレイン」で排水します。クエン酸洗浄は1か月を目安に定期的に行うよう書かれています(印刷11〜12ページ)。タンクを外して丸洗いしたい人には不向きです。
4. ミルは水洗いできない。週1回のブラシ掃除が必要
ミルは分解掃除ができないため水洗い不可。付属のお手入れブラシで内部の粉を落とします。頻度は1週間が目安で、豆の種類を変えるときは都度お手入れがすすめられています(公式FAQ、取扱説明書14ページ)。ミルのねじを外しての分解は、保証期間内でも保証対象外になります。
5. 粉が周りに飛ぶ。ミルの中にも少し残る
公式FAQによると、豆がドリッパーに落ちる様子を見せるデザインのため、粉の出口とドリッパーの間に距離があります。静電気対策はしているものの、豆の種類や環境によっては隙間から粉が飛ぶ、とメーカーが認めています。
また、ミルの構造上ティースプーン1杯ほどの粉がミルの中に残りますが、故障ではありません(取扱説明書13ページ)。
6. 保温は約20分で切れる
長時間の保温は風味を損なうため、保温は約20分で自動的に切れます。延長も、保温だけの設定もできません。保温温度は約70℃。ガラスサーバーは直火や電子レンジでの加熱に対応していないので、冷めたらカップに移して温め直します(公式FAQ)。
7. 「3杯用」でも、1杯のできあがりは120〜130ml
1杯分の水は150mlですが、豆がお湯を吸うので、できあがりは120〜130mlになります。メーカーは、マグカップ(200〜250ml)で飲むなら2杯での抽出をすすめています(公式FAQ)。マグカップ派なら、実質1〜2人分の機種です。
8. 豆も水も毎回量る
水タンクに入れた水は1回ですべて抽出される仕様です。「1CUP」に合わせても、タンクの水が全部使われます(公式FAQ)。豆を貯めておくホッパーも無く、取扱説明書5ページの表を目安に毎回量ります。目安は中挽きの標準で1CUP約16g、3CUP約34gです。
手間に見えますが、毎回その日の豆を挽けるという意味では、豆を替えて楽しみたい人には向いています。


CM-D457Bが向いている人・向いていない人
向いている人
- ブラックコーヒーの味を最優先したい
- 1〜2人分を淹れたてで飲み切る
- 豆を替えて、温度(83℃・90℃)や挽き目を試したい
- 豆と水を量る、週1回ミルを掃除する、を苦にしない
- ミルだけ使ってハンドドリップもしたい(メニューの「ミル」で豆を挽くだけの使い方ができる)
向いていない人
- 朝は数分でコーヒーを用意したい
- 早朝や深夜に音を気にせず使いたい
- 水タンクを外して丸洗いしたい
- 家族3〜4人分を一度に淹れたい
- 淹れたあと長時間保温しておきたい
向いていない側に当てはまる人は、手入れのしやすさで選ぶほうが満足しやすいです。全自動コーヒーメーカーで比較されることが多いのは、パナソニック NC-A58とシロカ カフェばこPROです。
→パナソニックNC-A58 vs シロカカフェばこPRO比較!2026年最新コーヒーメーカー後悔しない選び方
→【ツインバード vs シロカ カフェばこPRO】アイスコーヒーが濃く仕上がる「アイスモード」の差 全自動コーヒーメーカー比較
ミルクメニューも飲みたいなら、エスプレッソ式のデロンギ マグニフィカSと比べた記事もあります。
→ツインバード全自動とデロンギ マグニフィカSどっち?ドリップとエスプレッソの違い
CM-D457Bの使い方とお手入れの全体像
毎回の操作は4つのダイヤルとボタン
取扱説明書5〜8ページの流れは、水を入れる、豆をミルに入れる(粉ならドリッパーへ)、ペーパーフィルターをセットする、メニュー・抽出温度・蒸らし湯量の各ダイヤルを選んでスタート、です。
蒸らし湯量ダイヤルは、できあがりの量を決めるダイヤルではありません。水タンクに入れた水のカップ数に合わせて選びます。合っていないと正しい抽出温度にならない、と取扱説明書7ページにあります。水タンクに40℃以上のお湯を入れるのも誤作動の原因になります(公式FAQ)。
ペーパーフィルターは「1×2」「102」「2〜4カップ用」が使えます。金属フィルターは推奨されていません(公式FAQ)。
豆から・粉から・ミルのみの手順と、豆の量の早見表は、使い方の記事にまとめています。
→ツインバード CM-D457の使い方|説明書の手順を豆から・粉から・ミル別に
お手入れは「毎回」「週1回」「月1回」の3段階
| 頻度 | やること | 出典 |
|---|---|---|
| 使うたび | ガラスサーバー・サーバーふた・ドリッパーなどを洗う | 取扱説明書15ページ |
| 週1回目安 | ミルを外してお手入れブラシで粉を落とす(水洗い不可) | 取扱説明書14ページ・公式FAQ |
| 月1回目安 | メンテナンスモードで水タンクをクエン酸洗浄 | 取扱説明書11〜12ページ |
| 必要に応じて | メンテナンスモードの「オープン」で本体のミル固定部の粉を落とす | 取扱説明書12ページ |
LEDが赤・緑・オレンジに光ったら
LEDは通常は白く点灯・点滅します。誤操作や異常があると、赤・緑・オレンジに点灯または点滅します(取扱説明書7ページ)。取扱説明書13ページにある4つのお知らせはこうです。
| 表示 | 確認すること |
|---|---|
| 抽出LEDが緑に点滅 | ドリッパーとガラスサーバーが本体にセットされているか |
| ミルLEDが赤に点滅 | ミルが本体にセットされているか |
| 保温LEDがオレンジに点滅 | 水タンクに水が入っているか(空焚き検知) |
| 3つのLEDがすべて点滅 | シャッターの穴やミル内部に粉や豆が詰まっていないか、生豆を入れていないか |

「壊れやすい」は本当か:保証と部品の実際
Amazonの星1つは5%です。少数ですが、ゼロではありません。故障の可能性を前提に、買う前に確かめられることを並べます。
ミルが止まるときは、まず粗挽きに
公式FAQは、ミルが途中で止まって豆が挽けないときは、豆が極端に浅煎りだったり大きかったりしないかを確かめ、ミルダイヤルを粗挽きに合わせるよう案内しています。3つのLEDがすべて点滅する場合も、ミルを動かしながら粗挽きに合わせて挽き切る手順が、取扱説明書13ページにあります。生豆は挽けません。
保証は1年、補修用部品は製造打切り後5年
取扱説明書の「アフターサービス」では、保証期間はお買い上げ日から1年間。補修用性能部品の保有期間は製造打切り後5年です。
ツインバード公式ストアでは、この機種を「公式店限定5年保証」として販売しています。長く使うつもりなら、価格差と保証期間を比べて買う場所を選ぶ価値があります。
公式FAQに「ミルが外せない、ダイヤルが回らない」という質問があり、答えは「ミルが終わる前に止めていないか、豆を入れすぎていないか」です。ミルの中に豆が残ったまま止めると起きます。目安量を守って、ミルは最後まで動かし切る。それだけで避けられるトラブルがあります。
低評価の口コミに書かれた故障の中身と時期は、別記事で件数を数えています。
→ツインバードのコーヒーメーカーは壊れやすい?低評価34件の故障内容と保証・部品
CM-D457Bをどこで買うか:価格と保証で選ぶ
2026年10月8日に確認した価格です。価格は日々変わるので、購入前に各ショップで確かめてください。
| 購入先 | 確認した価格 | 保証 |
|---|---|---|
| Amazon | 25,273円 | メーカー保証1年(取扱説明書) |
| ツインバード公式ストア(楽天市場店) | 41,800円(クーポン等で変動) | 公式店限定5年保証 |
価格を優先するならAmazon、保証期間を優先するなら公式ストア。差額は約1万6千円です。Amazonの商品ページには、別料金の延長保証プランも表示されていました。
よくある質問
粉から淹れることはできますか?
できます。ドリッパーにコーヒー粉を直接入れて、メニューダイヤルで「粉から」を選びます。豆を挽くだけの「ミル」メニューもあります(公式FAQ)。
アイスコーヒーは作れますか?
作れます。公式FAQのおすすめは、深煎りの豆を細挽き・90℃。氷で薄まるので、水は通常より減らします(1CUP 120ml、2CUP 240ml、3CUP 360ml)。水量はガラスサーバーの目盛りとは異なるので、手持ちの計量カップで量ります。
淹れたてがぬるく感じます
83℃・90℃は抽出口から出るお湯の温度で、できあがったコーヒーの温度とは違います。室温が低い、ガラスサーバーが冷えている、豆が冷蔵庫から出したばかり、といった条件で下がります。ガラスサーバーやカップをお湯で温めておく、豆を室温に戻す、が公式FAQの対処です。
3杯用と6杯用はどう違いますか?
6杯用はCM-D465Bです。最大容量は3杯用が450ml、6杯用が900ml。抽出温度と挽き目は共通で、6杯用には杯数別のドリッパーが2つ付きます。マグカップで2人分を一度に淹れたいなら6杯用が候補です。
→ツインバード3杯用CM-D457と6杯用CM-D465の違い|どっちを選ぶか
まとめ:CM-D457Bは「味のための手間」を楽しめる人なら買い
CM-D457Bは、Amazonで★4.3・星4以上85%の評価を集める全自動コーヒーメーカーです。評価の中心は味。83℃・90℃の温度と3段階の挽き目を選べ、毎回その日の豆を挽けます。
その代わり、3杯で約12分、ミル動作音は最大66dB、水タンクは外せず、ミルは週1回のブラシ掃除、保温は約20分。この8つを「手間」ではなく「味のための手順」と思えるなら買い。そう思えないなら、手入れの手軽さで選ぶほうが後悔しません。
手入れのしやすさで比べたい方は、パナソニックとシロカの比較記事へどうぞ。


