

CM-D457のペーパーフィルターは「102」サイズ。公式FAQは「1×2」「102」「2〜4カップ用」のいずれかを使うよう案内しています(取扱説明書3ページ・5ページも同じ表記)。金属フィルターはツインバードが推奨していません。ドリッパーに収まってレバーに触れなければドリップ自体はできますが、この機種のシャワードリップでは中心部にお湯がほとんどかからない、というのが公式の説明です。
CM-D457のペーパーフィルターは「102」サイズ
まず結論から。取扱説明書3ページの各部の名称に、付属のペーパーフィルターはサイズ「102」と書かれています。そのうえで、市販の「1×2」または「2〜4カップ用」も使用できると明記されています。
ツインバードの公式FAQ「【仕様】ペーパーフィルターのサイズは?」も同じで、「1×2」「102」「2〜4カップ用」を使うよう案内しています。取扱説明書とFAQで食い違いがありません。
売り場の表記を、この表で読み替える
メーカーによって書き方が変わるだけで、中身は同じ大きさです。
| パッケージの表記 | 意味 | CM-D457 |
|---|---|---|
| 102 | カリタ系の呼び方。2〜4杯用 | 使える |
| 1×2 | メリタ系の呼び方。2〜4杯用 | 使える |
| 2〜4カップ用 | 杯数での表記 | 使える |
| 101/1×1 | 1〜2杯用。ひと回り小さい | 公式の案内に無い |
| 103/1×4 | 4〜7杯用。ひと回り大きい | 公式の案内に無い |
CM-D457は3杯用の機種です。杯数の表記だけを見て「3カップだから103かな」と考えると、ひとつ上のサイズを買ってしまいます。ドリッパーの大きさで決まる話なので、迷ったら「102」と書かれたものを選べば確実です。
102という数字は杯数ではありません。カリタがドリッパーの型番に使っていた数字がそのままフィルターのサイズ名として定着したもので、1×2というメリタの表記と同じ大きさを指します。台形フィルターの世界では、この2つが事実上の共通語になっています。
ペーパーフィルターの折り方(取扱説明書5ページ)
折り方は取扱説明書5ページに図で載っています。手順は2つだけです。
ひとつめ。側面の接着部分を折ります。ふたつめ。底の接着部分を、側面を折った向きとは逆の方向に折ります。同じ向きに2か所とも折ると、ドリッパーの底で紙が重なって浮きやすくなります。
折ったらドリッパーにセットして、底と側面を指で軽く押さえ、形をドリッパーに沿わせます。フィルターが浮いたままだと、湯がフィルターと壁の間を通ってしまいます。粉のセットからの一連の流れはCM-D457の使い方(豆から・粉から・ミルのみ)にまとめています。


付属の5枚を使い切ったあと、どこで買うか
CM-D457には、ペーパーフィルターが5枚付属します(取扱説明書3ページ)。これは試供品に近い枚数なので、早い段階で買い足すことになります。
買い足し先は、102サイズを扱っている店ならどこでもかまいません。スーパー、ドラッグストア、ホームセンター、コーヒー器具売り場のいずれでも、台形の102は定番商品として置かれています。
ツインバード公式ストアの部品ページには、ペーパーフィルター(5枚入)品番794342の掲載がありますが、2026年10月21日時点では販売終了の表示になっています。純正にこだわる必要はない部品なので、市販の102で問題ありません。公式FAQは、カフェ・バッハで使われている102サイズのペーパーフィルターを同社のオンラインサイトなどで販売している、とも案内しています。
金属フィルターは使える?公式の答えは「推奨しない」
ツインバードの公式FAQ「【他】金属フィルターは使えますか?」の回答は、推奨していません、です。ただし全否定ではありません。ドリッパーに収まって、レバーに触れないサイズであれば、ドリップ自体はできるとしています。
推奨されない理由は、この機種の湯の落とし方にある
公式が挙げている理由は2つ。金属フィルターは抽出が速いこと。そして、CM-D457のシャワードリップでは中心部にお湯がほとんどかからないことです。
この機種は、粉の上に複数の穴から湯を回しかけるシャワー式です。ペーパーフィルターなら湯が紙に当たってから全体に広がりますが、金属メッシュは湯をそのまま下へ通します。穴の配置が外側寄りだと、中心の粉に湯が届かないまま抽出が終わる。公式が言っているのはそういうことです。
コーヒーオイルを増やしたいなら、本体の外でやる
公式FAQには「【他】本製品でコーヒーオイルを楽しむ方法はありますか?」という項目もあります。回答は「本製品はペーパーフィルター推奨のため、本製品でドリップするとコーヒーオイルは少な目となります」。そのうえで、豆を中挽き以上に挽いて金属フィルターでハンドドリップするか、フレンチプレスなどを使う方法を案内しています。
つまり、オイルを増やす用途は本体の外に出す、というのがメーカーの回答です。CM-D457のミルで挽いた粉を取り出して別の器具で淹れる形になります。挽き目の段階はCM-D457のおすすめ設定(挽き目・温度・豆の量)で整理しています。
金属フィルターを入れて壊れる、という話ではありません。レバーに触れる形状のものを無理に押し込むと別の問題になりますが、サイズが合えば動きます。それでも推奨されないのは、この機種が「紙で受けてから広げる」前提で湯の落とし方を設計しているからです。機械の相性の問題であって、金属フィルターそのものの良し悪しではありません。
取扱説明書の「金属フィルター」は、別の部品のこと
ここは混同しやすいので分けて書きます。取扱説明書15ページに出てくる「金属フィルター」(品番773402)は、水タンクの中にある部品です。ドリッパーに入れる金属メッシュのフィルターとは、まったく別物です。
公式FAQの「【仕様】水タンク内に水が残ります」の回答でも、水が多く残る場合は金属フィルターの目詰まりの可能性がある、として取扱説明書15ページを案内しています。この文脈の金属フィルターは水タンク側です。症状と対処はCM-D457でお湯が出ない・水が残るときにまとめました。




まとめ:CM-D457のフィルターは「102を買って、金属は使わない」で解決
整理します。ペーパーフィルターは102。売り場では「1×2」「2〜4カップ用」も同じものです。折り方は側面を折って、底を逆向きに折る。付属は5枚だけなので、早めに買い足しておく。
金属フィルターは、サイズが合えば使えますが、メーカーは推奨していません。オイルを増やしたいなら、挽いた粉を別の器具に移すほうが公式の案内に沿っています。
消耗品や部品の話をまとめて確認したいときは、ツインバード CM-D457Bの評判とデメリットに、お手入れとトラブルの各記事への入口を置いてあります。