

- ECAM35035Wは手動フロッサー方式。「ミルクタンク」で自動的に泡立つ機能はありません(p.17-18)
- 手順は①フロス調整つまみを「CAPPUCCINO」側(下側)にする②ミルクジャグを差し込みスチームを当てる③エスプレッソに注ぐ、の3段階です
- つまみを「HOT MILK」側(上側)にすればスチームミルクになり、そのままカフェラテが作れます(p.18)
- 自動でミルクを泡立てる機能(ラテクレマ)が欲しい場合は、ECAM35055Bとの違いを先に確認してください
この記事はデロンギ ディナミカ ECAM35035Wの取扱説明書p.17-18(カプチーノの作りかた・フロッサーのお手入れ)・p.32(故障かな?「牛乳の泡立ちが悪い」「スチームが急に出なくなる」)をもとに、カプチーノの作り方と泡立てのコツをまとめたものです。
「ミルクタンク」ではなく「フロス調整つまみ」で動く仕組み
ECAM35035Wの液晶やボタン名を取扱説明書全36ページで確認しても、「ミルクタンク」という表示・部品名は出てきません。牛乳を入れるのは本体に取り付ける専用タンクではなく、手持ちのミルクジャグです。コントロールパネル左側にある「フロス調整つまみ」を上下に切り替えることで、同じフロッサーから「スチーム(カプチーノ用の泡立てたミルク)」と「スチームミルク(カフェラテ用の泡のない温めたミルク)」の両方を作り分けます(p.17-18)。
「ディナミカ ミルクタンク」で検索している場合、想定しているのは牛乳を本体にセットしておくと自動で泡立つ機能かもしれません。その機能(ラテクレマ・システム)が付いているのは上位機のECAM35055Bで、ECAM35035Wには搭載されていません。2機種の違いは価格差込みでこちらにまとめています。
→ディナミカのECAM35035WとECAM35055Bの違いは?6万円差の判断基準


カプチーノの作りかた!9ステップの完全手順
必要な道具は、口径が小さく深めの金属製ミルクジャグです。取扱説明書p.32の「故障かな?」にも、泡立ちが悪い原因のひとつとして「泡立て用の器(ミルクジャグ)の形が適切ではない」ことが挙げられています。同社純正の350mlタイプなら、この条件に合わせて作られているので迷わず使えます。
- ミルクジャグに牛乳を入れる。泡立てるとかさが増えるので、容量の半分以上は入れない(よく冷えた牛乳を使用)
- 空のカップを置き、フロス調整つまみを「CAPPUCCINO」側(下側)にする
- ドリンクメニューのボタンを押し、▼ボタンまたは▲ボタンでスチームを選択し、OKボタンで確定する
- スチームが出たら▲ボタンかESCボタンを押す(牛乳を泡立てる前に、スチーム管の中の余分な水分を取り除く工程)
- フロッサーを外側(左側)に出す
- フロッサーの先端が牛乳に浸かる程度にミルクジャグを差し込む
- 手順3を繰り返してスチームを出し、牛乳を泡立てる。お好みの泡ができたら▲ボタンかESCボタンを押す
- エスプレッソを抽出する(カプチーノ用の大きめのカップに、エスプレッソ30mL目安)
- 泡立てた牛乳(フォームミルク120mL目安)を、抽出したエスプレッソに注ぐ
手順7でスチームを止める前にミルクジャグをフロッサーから外すと、牛乳が飛び散ってやけどの原因になります。必ず先に▲ボタンかESCボタンでスチームを止めてから外してください。また、スチームは60秒以上連続で出さないよう案内されています(p.17)。
①フロッサーの先端をミルクジャグの端(側面)に寄せる②牛乳のかさが増えてきたら、フロッサーを中央に移動させて「キュルキュル」と音が鳴るところまで先端を浸けていく(泡と牛乳の境目を探すイメージ)③さらにかさが増してきたら、ジャグの縁からこぼれない程度でスチームを止める。側面を手で触りながら泡立て、触れられないくらい熱くなってきたところが目安(60〜65℃)④濡れた布巾を敷いた台の上で、ミルクジャグをトントンと上下に叩いて大きい泡を潰し、円を描くように回すと、きめ細かくクリーミーな泡があがります。
応用編:カフェラテの作りかたとフロッサーのお手入れ
上の手順2でフロス調整つまみを「HOT MILK」側(上側)にすると、泡のない(少ない)温められたミルク=スチームミルクができます。これをエスプレッソに加えればカフェラテです。目安はエスプレッソ30mL・スチームミルク120mL(p.18)。手順3〜9はカプチーノと同じ流れで進められます。
牛乳を泡立てたあとは、毎回必ずフロッサーとスチームノズルのお手入れをしてください。牛乳のカスがこびりついたり、ノズルが詰まったりするのを防ぐための、衛生上必須の手順です(p.18)。
- 洗ったミルクジャグに半分ほど水を入れる
- ミルクジャグにフロッサーを浸けて、ドリンクメニューのボタンを押す
- ▼ボタンまたは▲ボタンで「スチーム」を選択し、OKボタンを押して確定する
- スチームを約10秒間出したら、▲ボタンかESCボタンを押す
- フロッサーを布巾で拭く


牛乳の泡立ちが悪い・フォームミルクがうまくできないときの原因と対処
| 考えられる原因 | 対処のしかた |
|---|---|
| 牛乳の鮮度・温度・種類が不適当(成分調整乳や低脂肪乳など) | 新鮮で冷えた、成分無調整/乳脂肪分3.0%以上の牛乳を使う |
| 泡立て用の器(ミルクジャグ)の形が適切ではない | 口径が小さく深めのもの(金属製)を使う |
| フロッサー・スチームノズルの穴が目詰まりしている | 上の「フロッサーのお手入れ」を行う |
| スチーム管のOリングが破損または欠損している | 当社(デロンギ お客様サポートセンター)へ連絡する(p.34) |
「スチームが急に出なくなる」場合は、故障ではなく安全装置が働いていることが多いです。スチームを出し始めて90秒が経過すると安全装置が作動して自動的に止まる仕様なので、数秒待ってから再度ドリンクメニューでスチームを選び直してください。水タンクの水切れが原因のこともあるので、あわせて確認するとよいでしょう(p.32)。
ECAM35035Wをすでに使い込んでいる方は、日常のお手入れやトラブル対応もあわせて確認しておくと、フロッサー以外のトラブルにも困りません。
→デロンギ ディナミカ ECAM35035W 完全レビュー!6メニューと液晶の実力
→ディナミカとマグニフィカSの違いは3つ|6万円の価格差を回収できる人
まとめ:ディナミカのカプチーノは「フロス調整つまみ」を下にするだけで作れる
ECAM35035Wに自動のミルクタンクはありませんが、フロス調整つまみを「CAPPUCCINO」側(下側)にしてミルクジャグでスチームを当てれば、カプチーノは問題なく作れます。つまみを「HOT MILK」側(上側)に切り替えればカフェラテにも応用できます。泡立ちが悪いと感じたら、まずは牛乳の鮮度・ジャグの形・フロッサーのお手入れの3点を見直してください。自動でミルクを泡立てる機能まで求めるなら、ECAM35055Bとの違いを確認したうえで検討するのがおすすめです。

