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デロンギ エレッタとディナミカの違いは3つ|11万円差の判断基準

Emi

Emi
デロンギの全自動で、ディナミカとエレッタで止まってしまいました。公式価格が13万8千円と24万8千円。11万円も違うのに、どちらも液晶が付いていて豆から挽けるんですよね。何が11万円なんでしょうか。
baristaK

baristaK
いい引っかかり方です。結論から言うと、11万円の大半は「ミルクを自分で泡立てるかどうか」に乗っています。ただし、その1点だけならエレッタまで上がる必要はありません。ディナミカにも全自動ミルクの機種があるからです。ここを知らずに11万円払う人が、いちばん損をします。
3秒でわかる結論

  • 違いは3つ。ミルクの自動化/メニュー数13対6/本体サイズと水タンク
  • いちばん大きいのはミルク。ディナミカの主力ECAM35035Wは手動フロッサー、エレッタECAM45760Bはラテクレマで全自動
  • ただし全自動ミルクが目的なら、ディナミカにもラテクレマ搭載のECAM35055B(公式19万8千円)がある。ここを先に検討すべき
  • エレッタが効いてくるのは、その5万円差でメニュー数と水タンク容量まで欲しい場合

違い1:ミルクが全自動か、自分で泡立てるか

まず価格から整理します。すべてデロンギ公式オンラインショップの税込価格です(2026年9月18日時点)。

機種 型番 公式価格 ミルク
ディナミカ ECAM35035W 138,000円 手動のミルクフロッサー
ディナミカ ECAM35055B 198,000円 ラテクレマ(全自動)
エレッタ カプチーノ トップ ECAM45760B 248,000円 ラテクレマ(全自動)+手動に切り替え可

ディナミカという名前で売られている機種は2つあり、ミルクの仕組みが違います。ここが最初の分かれ道です。

ディナミカの主力ECAM35035Wは、ミルクが手動

ECAM35035Wに付いているのは、フロス調整の付いたミルクフロッサーです。ミルクをピッチャーに注ぎ、ノズルを差し込み、自分で泡立てる。カフェラテを1杯作るたびにこの工程が入ります。

ここを「大した手間ではない」と感じるか「毎朝はきつい」と感じるかで、上の表のどこに着地するかが決まります。ブラックしか飲まない人にとっては、この機能に11万円を払う理由が最初から存在しません。

エレッタはボタンひとつ、しかも手動にも戻せる

エレッタ カプチーノ トップが搭載しているのはラテクレマです。カップとミルクコンテナをセットしてボタンを押すだけで、カフェラテやカプチーノが出てきます。泡立ち具合はフロス調整つまみで3段階。

そしてエレッタには、公式が「手動ミルクフロッサーに切り替え可能」と明記している点があります。全自動に任せる日と、自分で泡を立てたい日を、同じ1台で使い分けられるということです。ディナミカのECAM35055Bはラテクレマ側に寄せた設計なので、この切り替えはエレッタ側の持ち味になります。

Ryu

Ryu
全自動ミルクって、結局は洗うのが面倒なだけじゃないですか。手動のほうが部品が少なくて楽、という話も聞きますけど。
baristaK

baristaK
部品が増えるのは事実です。ただエレッタは、ミルクコンテナのつまみを回すだけでミルクノズルの内部洗浄が走る、と公式が説明しています。洗う対象が増えるのと、洗う作業が増えるのは別の話。ここは分けて考えたほうがいいところです。

違い2:メニュー数は13対6、フラットホワイトが入る

メニュー数はエレッタ カプチーノ トップが全13メニュー、うちミルクメニューが7つ。ディナミカECAM35035Wは全6メニューです(いずれもデロンギ公式出品のAmazon商品ページの表記)。

増えるのはミルク側

13と6の差、つまり7メニュー分のほとんどはミルクアレンジです。エレッタ側にはデロンギ公式が特徴として挙げている「フラットホワイト」が入っています。エスプレッソにきめ細かいミルクを合わせる、オーストラリア発のメニューですね。

逆に言うと、ミルクメニューを使わない人にとって13という数字は意味を持ちません。メニュー数で価格差を正当化しようとすると、たいてい判断を誤ります。数えるべきは総数ではなく、自分が実際に押すボタンの数です。

カフェ・ジャポーネは両方にある

当ブログの読者からいちばん質問が多いカフェ・ジャポーネは、エレッタ カプチーノ トップにもディナミカにも搭載されています。デロンギ独自の、日本のレギュラーコーヒーに寄せた抽出メニューです。ここは差になりません。

抽出量の考え方はディナミカの記事で詳しく扱っています。

→デロンギ ディナミカ ECAM35035W 完全レビュー!6メニューと液晶の実力

専門家の一言

メニュー数の表記はモールごとにばらつきます。同じ機種が「全13メニュー」と書かれている店と、ミルクアレンジを個別に数えて十数種類と書く店があるためです。数を比べるときは、同じ出典の中で比べてください。違う店の数字を並べると、存在しない差が生まれます。

違い3:エレッタは幅も奥行も2cm弱大きく、水タンクは0.2L多い

デロンギ公式の製品データから、寸法と水タンク容量を並べます。

項目 エレッタ ECAM45760B ディナミカ ECAM35035W
外形寸法 幅260×奥行460×高さ360mm 幅240×奥行445×高さ360mm
水タンク容量 2.0L 1.8L
ミルクコンテナ 0.5L -(手動フロッサー)

高さは360mmで同じ。幅が20mm、奥行が15mm大きくなります。数字だけ見ると小さな差です。

問題は本体寸法ではなく、周囲に空ける余白

ディナミカの取扱説明書は、本体寸法とは別に周囲へ空けるべき余白を指定しています。足し算すると必要なスペースは幅490×奥行595×高さ560mm。本体幅240mmの約2倍です。

エレッタは本体がひと回り大きいので、必要スペースも同じだけ増えると考えてください。置けるかどうかを決めるのはカタログの幅ではなく、この足し算のほうです。設置スペースの測り方はディナミカの記事にまとめています。考え方はそのまま使えます。

→ディナミカのサイズは幅240mm!設置に必要な広さは幅490×奥行595mm

水タンク0.2Lの差が効くのは、ミルクメニューを続けて作るとき

1.8Lと2.0L。1杯あたりの抽出量で割れば数杯分の差です。これが効いてくるのは、来客時のようにミルクメニューを連続で作る場面。給水の回数がそのまま待ち時間になります。1日1〜2杯の使い方なら、差はほぼ体感に出ません。

Emi

Emi
整理するとミルクが決め手ってことですよね。でもさっき、ディナミカにも全自動の機種があるっておっしゃいましたよね。だったらエレッタを選ぶ理由って、そんなに残らない気がするんですが。
baristaK

baristaK
そのとおりです。鋭い。ここを飛ばして「全自動ミルクが欲しい=エレッタ」と決めると、5万円を余分に払うことになります。順番に見ましょう。

11万円差の中身:全自動ミルクだけなら6万円で届く

ディナミカECAM35035Wの138,000円からエレッタの248,000円まで、11万円を一気に飛ぶ必要はありません。間にディナミカECAM35055Bの198,000円があります。

ラテクレマが目的なら、まず6万円差のECAM35055B

ECAM35055Bはディナミカでありながらラテクレマを搭載した上位機です。ミルクの全自動化という一点だけを解決するなら、138,000円から6万円を足せば届きます。エレッタまで行く必要はありません。

ディナミカ2機種の判断基準はこちらにまとめています。エレッタを検討する前に、まずこちらを読んでください。

→ディナミカのECAM35035WとECAM35055Bの違いは?6万円差の判断基準

残り5万円で増えるもの

ECAM35055Bの198,000円とエレッタの248,000円、その差5万円で増えるのは次の3点です。

  • メニュー数(全13メニュー・うちミルク7種。フラットホワイトを含む)
  • 水タンク容量(2.0L)とミルクコンテナ0.5L
  • 全自動ミルクと手動フロッサーの切り替え

この3つに5万円の価値を感じるかどうかが、最後の判断です。ミルクメニューを1日3杯以上、家族で味の好みが分かれる、来客が多い。この3つのうち2つ以上が当てはまるなら、5万円は使い切れます。当てはまらないなら、ECAM35055Bで止めるのが合理的です。

Ryu

Ryu
上位機なんだから、味そのものも良くなるんじゃないですか。24万円払うなら、そこを期待したいんですけど。
baristaK

baristaK
そこは期待しすぎないほうがいいところです。どちらもコーン式グラインダーで、カフェ・ジャポーネも共通。抽出の骨格は同じ系統です。価格差が乗っているのはミルクと容量と操作性であって、ブラック1杯の味ではありません。次の質問でもう少し具体的に答えます。

よくある質問

エレッタとディナミカで、コーヒーの味は変わりますか

どちらもコーン式グラインダーで豆を挽き、カフェ・ジャポーネを搭載しています。抽出の基本設計は同じ系統です。味が明確に変わるのはミルクメニューのほうで、ラテクレマの泡と手動で立てた泡は別物になります。ブラックだけを飲む前提なら、機種選びより豆選びと挽き目の設定のほうが結果に効きます。

液晶はどちらにも付いていますか

付いています。エレッタ カプチーノ トップは日本語対応液晶ディスプレイとタッチセンサー式ボタン、ディナミカも液晶パネルを備えています。液晶の有無は両者の差になりません。

お手入れの手間はどれくらい違いますか

どちらも電源のオンとオフで自動内部洗浄が走り、抽出ユニット・カス受け・トレイ・水タンクは取り外して洗えます。増えるのはミルク側の部品です。エレッタはミルクコンテナのつまみを回すとミルクノズルの内部洗浄が動くため、部品は増えても手作業がそのまま増えるわけではありません。

除石灰剤や浄水フィルターは同じものが使えますか

デロンギ公式がエレッタ カプチーノ トップの関連商品として挙げているのは、ウォーターフィルターDLSC002、除石灰剤DLSC500とDLSC200、ミルクジャグDLSC060などです。ディナミカで使う消耗品と共通しています。買い替えても手元の消耗品が無駄になりにくい、というのは地味ですが実利のある点です。

エレッタを選ぶべき人・ディナミカを選ぶべき人

エレッタ カプチーノ トップ(ECAM45760B)を選ぶべき人

  • カフェラテやカプチーノを毎日、しかも複数杯飲む
  • 家族で好みが分かれていて、メニューを使い分けたい
  • 来客が多く、続けて何杯も作る場面がある
  • 全自動に任せる日と、自分で泡を立てる日を1台で切り替えたい

エレッタ側には、カプチーノ トップのほかにカプチーノ イーヴォという機種もあります。どちらを選ぶかはこちらで整理しました。

→エレッタ カプチーノ トップとイーヴォの違いは4つ|後悔しない選び方

ディナミカ(ECAM35035W)を選ぶべき人

  • 飲むのはほぼブラック。ミルクは時々
  • 設置できる幅に余裕がない
  • まず全自動コーヒーマシンを1台試したい
  • 11万円の差を、豆や周辺機器に回したい

全自動ミルクだけが目的という方は、この2つのどちらでもなく、前章のECAM35055Bが答えになります。

価格を確認してから決める

公式価格と実売価格には差が出ます。とくにディナミカはモールによって開きが大きいので、決める前に確認してください。

デロンギ エレッタ カプチーノ トップ 全自動コーヒーマシン ECAM45760B
デロンギ エレッタ カプチーノ トップ 全自動コーヒーマシン ECAM45760B

デロンギ ディナミカ 全自動コーヒーマシン ECAM35035W
デロンギ ディナミカ 全自動コーヒーマシン ECAM35035W

ディナミカ側の3モール比較はこちらにまとめています。

→ディナミカを最安値で買う方法!Amazon・楽天・Yahoo の価格を比較

まとめ:エレッタとディナミカは「ミルクを毎日使うか」で決まる

違いは3つでした。ミルクの自動化、メニュー数13対6、本体サイズと水タンク容量。このうち11万円の大半を占めているのは1つ目です。

ただし全自動ミルクという一点だけが目的なら、ディナミカECAM35055B(公式198,000円)で6万円差に収まります。エレッタの248,000円まで上がる意味が出るのは、残り5万円でメニュー数と水タンク容量、そして全自動と手動の切り替えまで欲しい場合です。

判断の順番はこうしてください。まずミルクを毎日使うかを決める。使わないならディナミカECAM35035W。使うならECAM35055Bを基準に置き、1日3杯以上・家族で好みが分かれる・来客が多いのうち2つ以上が当てはまるときだけエレッタへ上げる。メニュー数の多さから逆算して決めると、ほぼ使わないボタンに5万円を払うことになります。

ディナミカとマグニフィカSで迷っている段階の方は、先にこちらを読むと価格帯の地図が先に頭に入ります。

→ディナミカとマグニフィカSの違いは3つ|6万円の価格差を回収できる人

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