

- 抽出ユニットが外れないいちばんの原因は「電源が入ったまま」外そうとしたこと(p.31)
- 電源を「切」にしてからでないと、抽出ユニットは物理的に外れない仕様
- 取り付け後に赤いボタンが凹んだままなら、正しくはまっていないサイン。一旦外して付け直す
- 伸縮部分の動きが固いだけなら、無理に外さず専用グリースで対応する(p.27・p.33)
症状の正体:外れない・戻らないの9割は「電源」が原因
抽出ユニットは、本体の電源が入っている間は取り外せないように設計されています。取扱説明書p.31の「故障かな?」の項目にも、「お手入れの際、抽出ユニットが取り外せない」の原因として「本体の電源が『入』の状態で取り外そうとした」とはっきり書かれています。対処はシンプルで、本体の電源を「切」にしてから取り外すことだけです。
ここで無理に引っ張り続けるのがいちばんよくありません。取扱説明書にも「無理に取り外そうとすると故障の原因になる」と注記があります。外れないと感じたら、まず手を止めて電源ボタンを確認するのが最初の一歩です。


完全手順:抽出ユニットの正しい外し方・戻し方(p.27)
取扱説明書p.27に記載されている、月1回のお手入れ手順です。この順番どおりに進めてください。
- 電源が切れていることを確認する
- 水タンクを取り外して、抽出ユニットふたを開ける
- 抽出ユニットの赤いボタン(2箇所)をつまみながら、手前に引いて取り出す
- 抽出ユニット上部を流水で洗う(フィルター部分、コーヒーカスを払い落とすレバーの周りに残った粉を洗い流す)
- 付属のクリーニングブラシで、抽出ユニット受け部周辺のカスを取り除く
- 抽出ユニットが乾いたら、抽出ユニット受け部にはめて、「PUSH」と表示されているところをカチッと音がするまで押し、しっかりとはめ込む(はめ込みにくい場合は、赤いボタンを軽くつまみながらはめ込む)
- 抽出ユニットふたを閉め、水タンクを取り付ける
抽出ユニットの上部は流水で洗うのが正解です。洗剤を使ったり、食器洗い機で洗ったり、水に浸け置いたりするのは故障の原因になるので避けてください(p.27)。乾燥が不十分なまま取り付けようとすると⑥の「はめ込みにくい」につながるので、しっかり乾かしてから戻すのがコツです。
それでも外れない・戻らない場合の見分け方
手順どおりに進めても違和感が残るときは、次の2パターンのどちらかに当てはまっていないか確認してください。
①はめ込んだあとに赤いボタンが凹んだまま
取扱説明書p.27には、「はめ込んだ後に、赤いボタンが凹んだままになっている場合は、抽出ユニットが正しく取り付けられていません」と明記されています。この場合は一旦取り出してから、もう一度しっかりと取り付け直してください。凹んだままの状態で本体の電源を入れて使い続けるのはおすすめしません。
②伸縮部分の動きが固くなってきた
抽出ユニット中央にある銀色のフィルター部分を指で押し込んだときの伸縮動作が固いと感じたら、それは取り付けミスではなく専用グリースの塗布時期のサインです。取扱説明書p.27には「そのまま使用を続けると故障の原因となる」とあり、抽出ユニット用グリースの塗布で対応するよう案内されています。


月1回の水洗いと乾燥をきちんと行っていれば、伸縮部分が急に固くなることはそう多くありません。日常のお手入れ手順は、次の記事にまとめています。
→ディナミカの抽出ユニットは月1回水洗い!グリースを塗るタイミングと手順
抽出ユニット以外の使い勝手や液晶メニューの全体像を確認したい場合は、完全レビューも参考にしてください。
→デロンギ ディナミカ ECAM35035W 完全レビュー!6メニューと液晶の実力
ディナミカとマグニフィカSのどちらを選ぶか迷っている段階の方は、価格差の回収基準をまとめた記事も参考にしてください。
→ディナミカとマグニフィカSの違いは3つ|6万円の価格差を回収できる人

まとめ:抽出ユニットが外れないときは「電源オフ」で解決
抽出ユニットが外れない・戻らないと感じたら、まず本体の電源が「切」になっているかを確認してください。電源が「入」のままでは、構造上どうしても外れません(p.31)。取り外し・取り付けはp.27の7ステップどおりに進め、はめ込んだあとに赤いボタンが凹んだままなら取り付け直す、伸縮部分が固ければ専用グリースで対応する、の2点を覚えておけば十分です。抽出ユニット・専用グリースとも通販モールに正規品が出回っていないため、購入はデロンギの公式オンラインショップかサービスセンターで行ってください。無理に分解したり引っ張り続けたりしないことが、いちばんの予防策です。