
スビトは、ティファールのドリップ式コーヒーメーカーです。取扱説明書によると、水タンクの最大使用水量は0.6Lで、コーヒーカップ1杯を約120mlとして作る機種です(p.7、p.13)。付属のペーパーレスフィルターか、市販の紙フィルターで淹れます(p.7)。


3秒でわかる結論
- 最大使用水量は0.6L、1杯は約120ml。消費電力は600W(p.7、p.13)。
- フィルターは、付属のペーパーレスフィルターか、市販の紙フィルター(1×2、102)。紙フィルターを使うときは、ペーパーレスフィルターは使わない(p.7)。
- 保温は、電源をオンにしたままにする方式。使用後は必ず電源をオフにする(p.9)。
- 約40回の使用ごとに、クエン酸9gを使う水あか除去のお手入れをする(p.11)。
- 価格は2026年11月5日の確認で、Amazonが7,580円(税込)、楽天市場の新品が10,326円だった。
今回は実機レビューではなく、コーヒー器具を100以上試してきた専門家としての分析・解説です。ページ番号は、取扱説明書の印刷ページに合わせています。
取扱説明書の表紙は「ティファール コーヒーメーカー スビト」で、型番(CM1518JP)の記載はありません。Amazonの商品ページ(CM1518JP)にある寸法、質量、消費電力、容量が、取扱説明書の仕様と一致していたため、この記事ではCM1518JPの説明書として扱います(2026年11月5日確認)。
ティファール スビトの基本仕様
| 形名 | 取扱説明書に記載なし(販売ページの表記はCM1518JP) |
|---|---|
| 電源 | 100V、50/60Hz(p.13) |
| 消費電力 | 600W(p.13) |
| 外形寸法 | 幅約17.7×奥行約18.7×高さ約27.5cm(p.13) |
| 質量 | 約1.1kg(p.13) |
| 電源コードの長さ | 1.5m(p.13) |
| 最大使用水量(タンク容量) | 0.6L(p.13) |
| 1杯の量 | コーヒーカップ1杯を約120ml(p.7) |
| 使える場所 | 日本国内のみ。屋内で使用(p.5、p.13) |
| 生産国 | Made in China(p.13) |
幅は約17.7cm、奥行きは約18.7cm、高さは約27.5cmです(p.13)。置き場所を決める前に、棚の高さと、蒸気の逃げる空間を測っておくと安心です。取扱説明書には、壁や家具の近くで使わないことが書かれています(p.4〜5)。
スビトの特徴を取扱説明書で確認する
水タンクの目盛りは、杯数に対応している
水タンクの目盛りの数字が、コーヒーカップの杯数に対応しています。作る量の目盛りまで水を入れます(p.7)。最大使用水量は0.6Lで、1杯が約120mlなので、計算上は5杯分です。満水ライン(max)より多く水を入れてはいけません(p.2〜3)。
ペーパーレスフィルターか、市販の紙フィルター
フィルターバスケットに、ペーパーレスフィルターか、市販のペーパーフィルター(サイズ1×2または102)を入れます(p.7)。市販の紙フィルターを使うときは、付属のペーパーレスフィルターは使いません(p.7)。ペーパーレスフィルターを使う場合は、内側にあるMAXのラインを超えて粉を入れないでください(p.7)。
計量スプーンは、すり切りで約4g
付属の計量スプーンは、すり切りで粉の量が約4gです。コーヒー粉の種類によって、重さは多少異なります(p.7)。粉の量の目安は、お使いになるコーヒー粉の使用方法にしたがう、と書かれています(p.7)。
しずくもれ防止キャップ
フィルターバスケットが閉まった状態で、保温プレートからポットをはずすと、しずくもれ防止キャップのパッキンが閉まります。これで、フィルターバスケットからコーヒーが落ちるのを防ぎます(p.6)。ポットが正しくセットされていないと、キャップが開かず、フィルターバスケットからコーヒーがあふれるおそれがあります(p.8)。
保温は、電源をオンにしたままにする
抽出が終わったあと、電源をオンにしたままにすると、コーヒーが保温されます。長時間保温すると風味が損なわれるので、早めに飲み、使用後は必ず電源をオフにします(p.9)。タイマーや、自動で電源が切れる機能は、取扱説明書に記載がありません。


使い方の流れ(取扱説明書p.6〜9)
初めて使うとき
フィルターバスケット、ペーパーレスフィルター、ポットを本体から取りはずし、温水と洗剤で洗います。よくすすいでから、もう一度取り付けます。計量スプーンも、温水と洗剤で洗って、乾かしておきます(p.6)。
10の手順
- 水タンクに、作る量の目盛りまで水を入れる。1杯は約120ml(p.7)
- フィルターバスケットのタブを持ち、タブを押し下げながら、フィルターバスケットを開ける(p.7)
- ペーパーレスフィルター、または市販の紙フィルター(1×2、102)を、フィルターバスケットに入れる(p.7)
- 付属の計量スプーンで、コーヒー粉を入れる(p.7)
- フィルターバスケットを閉じる。カチッと音がするところまで、確実に押し込む(p.8)
- ポットを、保温プレートの上にセットする(p.8)
- 電源プラグを、コンセントに差し込む(p.8)
- 本体の電源スイッチを、オンの側に押す。パイロットランプが点灯して、抽出が始まる(p.8)
- 抽出が終わったら、コーヒーを注ぐ(p.9)
- 保温しない場合は、電源スイッチをオフにして、電源プラグをコンセントから抜く(p.9)
抽出している間は、フィルターバスケットを開けてはいけません。ポットを本体からはずすのも禁止です(p.8)。
アイスコーヒーを作る場合
グラスの8分目まで氷を入れ、そこへコーヒーを注ぎます(p.9)。
続けて作る場合は、10分以上待つ
連続してコーヒーを作るときは、一度電源をオフにしてから、10分以上待ちます。本体が熱いうちに水タンクへ給水すると、蒸気が吹き出して、やけどの原因になります(p.9)。
ミネラルウォーターを使う場合
ミネラル成分で、水あかが付きやすくなります。こまめにお手入れをしてください(p.9)。
お手入れのしかた(取扱説明書p.10〜11)
使うたびのお手入れ
- フィルターバスケットとペーパーレスフィルター:本体から取りはずし、温水と洗剤で洗う。よくすすいで乾燥させる(p.10)
- ポット:本体から取りはずし、温水と洗剤で洗う。よくすすいで乾燥させる(p.10)
- しずくもれ防止キャップ:フィルターホルダーに水を貯め、キャップを数回押し上げて、つまったコーヒー粉などを洗い流す(p.10)
- 本体:電源プラグを抜き、冷めてから柔らかい布で拭く。頑固な汚れは、濡らした布に中性洗剤を含ませて拭き取る(p.10)
本体は、水につけてはいけません。磨き粉、金属たわし、漂白剤も使えません(p.10)。しずくもれ防止キャップには、パッキンなどの小さな部品があるので、分解しないでください(p.10)。コーヒーを抽出すると、フィルター部やプラスチック部が着色されることがあります(p.10)。
フィルターバスケットの取りはずし方、取り付け方
取りはずすときは、フィルターバスケットを押し上げて、本体の取り付け穴から突起(下)を浮かせてはずします。取り付けるときは、突起(上)を上の取り付け穴に差し込んでから、突起(下)を下の取り付け穴に差し込みます(p.11)。
水あかを落とす9つの手順
約40回の使用ごとに、水あかを除去するお手入れをすると、長く使えると書かれています(p.11)。
- フィルターバスケットに、フィルターホルダーをセットする
- 保温プレートに、ポットをセットする
- 水タンクに、目盛り5までの水と9gのクエン酸を入れて、かき混ぜる
- 電源プラグをコンセントに差し込み、電源をオンにする
- 水タンクの水が目盛り4まで減り、ポットにコーヒー1杯分のお湯がたまったら、電源をオフにする
- 1時間放置する
- 再び電源を入れ、水タンクのクエン酸溶液が空になるまで待つ
- 電源をオフにし、保温プレートが十分に冷めたら、ポットの湯を捨てて、タンクとポットを水で洗う
- 水のみで、2〜3回ドリップする
手順はすべて、取扱説明書p.11のとおりです。クエン酸は、柑橘類に多く含まれ、食品添加物にも使われているので、衛生上無害と書かれています(p.11)。


気になる点とデメリット
保温は自動で止まらず、自分で電源を切る
電源スイッチをオンにしたままだと、加熱と保温が続きます(p.9)。使用後は、自分で電源をオフにします。自動で電源が切れる機能は、取扱説明書に記載がありません。
続けて淹れるには、10分以上待つ
連続して作る場合は、電源をオフにしてから10分以上待ちます(p.9)。来客用に、立て続けに何杯も作る使い方には向きません。
ポットはガラス製で、割れ物
ポットはガラス製品です。落としたり、固いものにぶつけたりしてはいけません(p.4〜5)。熱いうちに水の中に入れたり、水をかけたりすると、割れるおそれがあります(p.4〜5)。付属のポット以外は使えません(p.4〜5)。
抽出中は、手を近づけない
抽出中や抽出後しばらくは、湯出口、フィルターバスケット、しずくもれ防止キャップ、保温プレートなどの高温部に触れてはいけません(p.4〜5)。抽出中は、本体を動かすことも禁止です(p.4〜5)。
置き場所を選ぶ
抽出中は、蒸気が出るところ(フィルターバスケット、水タンクのふた)を、ふきんなどでふさがないようにします(p.5)。壁や家具の近くや、ストーブなどの熱源のそばでは使えません(p.4〜5)。蒸気が他の電気機器に当たる場所も、避ける必要があります(p.4〜5)。
コンセントは、単独で使う
定格15A・交流100Vのコンセントを、単独で使います。他の機器と併用すると、発熱による火災や故障の原因になります。延長コードも、定格15Aのものを単独で使います(p.2〜3)。
抽出時間などの目安は、書かれていない
1回の抽出にかかる時間や、蒸らしの機能については、取扱説明書に記載がありません。この記事では、書かれていないことは書いていません。
こんな人には向いている・向いていない
向いている人
- 水、フィルター、粉、電源の10手順で完結する、シンプルな機械を使いたい人(p.7〜9)
- 市販の紙フィルター(1×2、102)で淹れたい人(p.7)
- 約40回ごとに、クエン酸で水あか除去のお手入れができる人(p.11)
- 幅約17.7×奥行約18.7×高さ約27.5cmの置き場所がある人(p.13)
向いていない人
- タイマーや、自動で電源が切れる機能がほしい人(取扱説明書に記載なし)
- 続けて何杯も淹れたい人(10分以上待つ決まり。p.9)
- 蒸らしなどの機能を求める人(取扱説明書に記載なし)
- ガラス製のポットの割れが、不安な人(p.4〜5)
よくある質問
紙フィルターは、何を買えばいい?
市販の紙フィルターは、サイズ「1×2」または「102」と書かれています。使うときは、付属のペーパーレスフィルターは使いません(p.7)。
抽出が始まらないときは?
取扱説明書の確認項目は、5つです。コンセントに電源プラグが入っているか、本体の電源がオンか、水タンクに水が入っているか、ポットが正しくセットされているか、フィルターバスケットが正しくセットされているか、です(p.12)。
コーヒーがあふれる、またはポットに出てこないときは?
取扱説明書には、水タンクに、maxのライン以上の水を入れていないかを確認する、と書かれています。細かすぎるコーヒー粉を使うと、フィルターが目づまりを起こすことがある、とも書かれています(p.12)。ポットが正しくセットされていないと、あふれるおそれもあります(p.8)。
抽出に時間がかかるようになったときは?
お手入れをして、水あかを取り除くよう書かれています(p.12)。水あか除去の手順は、p.11にあります。
水タンクに入れていいものは?
水以外のものを入れてはいけません(p.5)。ミネラルウォーターを使う場合は、水あかが付きやすいので、こまめなお手入れが必要です(p.9)。
海外では使える?
日本国内のみで使えます(p.13)。
保証と部品は?
取扱説明書(全13ページ)に、保証期間の記載は見当たりませんでした。Amazonの商品ページには、保証期間1年と表記されています(2026年11月5日確認)。取扱説明書には、お客様相談センターと、部品注文センターの案内があります。ただし「商品により部品としての取り扱いのないものがある」とも書かれています(p.13)。ポットなどの交換部品が買えるかどうかは、取扱説明書では確認できません。
長く使っていて、異常を感じたときは?
電源コードや電源プラグの損傷、使用中の異常な発熱、こげくさいにおい、製品の割れやがたつきなどがあるときは、使用を中止します。電源プラグをコンセントから抜いて、グループセブ ジャパンのお客様相談センターに、点検や修理を相談します(p.13)。
他の機種と比べたい人へ
この機種は、Amazonの価格が2026年11月5日の確認で7,580円でした。ほかのドリップ式コーヒーメーカーを、取扱説明書や公式仕様で並べた記事があります。容量、フィルター、洗いやすさ、置き場所の目安を比べてから決めたい人は、先に見ておくと迷いが減ります。
1万円以下のドリップ式コーヒーメーカーを公式スペックで比較した記事
各ショップの最新価格を確認する
実売価格は店舗や時期で変わります。2026年11月5日に確認した範囲では、Amazonが7,580円(税込)、楽天市場の新品が10,326円(送料無料)で、差が大きい状態でした。Amazonは「残り1点」の表示で、販売元はMM市場、出荷はAmazonです。Amazonのレビューは、5つ星のうち4.0(1,250件)でした。Yahoo!ショッピングでは、新品の出品を確認できず、中古の出品のみだったため、ボタンを置いていません。購入前に、各ショップの現在価格と在庫を確認してください。
まとめ:ティファール スビトは「操作が少ない、0.6Lのシンプルなドリップ機」
水、フィルター、粉、電源の10手順で淹れる、最大使用水量0.6Lの機種です。付属のペーパーレスフィルターか、市販の紙フィルター(1×2、102)を使います。一方で、保温は電源をオンにしたままの方式で、自動で電源が切れる機能やタイマーは、取扱説明書に記載がありません。続けて淹れるには10分以上待つ必要があり、ポットはガラス製です。機能を絞った機械でよく、使うたびに電源をオフにできる人なら、検討する価値があります。

出典
- グループセブ ジャパン株式会社:ティファール コーヒーメーカー スビト 取扱説明書(全13ページ。表紙に型番の記載なし)
- 価格、在庫、仕様の照合:2026年11月5日にAmazon.co.jpの商品ページ(CM1518JP)と、楽天市場、Yahoo!ショッピングの検索結果で確認
