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東芝 HCD-L50Mレビュー|ミル付きでむらしドリップ、5カップ用

Emi
Emi
東芝のHCD-L50Mが気になっています。ミルが付いていて、2026年11月5日時点のAmazonで、1万円を切っているんですよね。取扱説明書を読むと、どんな機種だと分かりますか?

HCD-L50Mは、東芝のミル付きコーヒーメーカーです。取扱説明書によると、豆をひくミルと、紙フィルターで淹れるドリップ部が一つにまとまっています。ドリップ部の定格容量は5カップ、700mlです(p.9)。

Ryu
Ryu
ミル付きって言っても、豆を入れたらそのままコーヒーが出てくる全自動じゃないんでしょ? 掃除も面倒そうだけど。
baristaK
baristaK
疑うのは大事です。この記事では、取扱説明書に書かれている内容を順番に確認して、向いている人と向かない人を分けます。

3秒でわかる結論

  • 豆をミルでひいてから、その粉をドリッパーに入れて抽出する2段階の手順。ミルは定格時間30秒で、ひくのは約10秒が目安(p.6、p.9)。
  • サイフォンカバーを付けると、粉をむらしてから落とす「むらしドリップ」になる。サイフォンの高さは高・低の2段階(p.5、p.6)。
  • アイスコーヒーはアイスバスケットを使い、4カップから作れる(p.8、p.9)。
  • 本体は水につけられない。続けて淹れるときは、約5分待つ決まり(p.3、p.8)。
  • Amazonの価格は、2026年11月5日の確認で9,711円(税込)。在庫は「残り1点」の表示だった。

今回は実機レビューではなく、コーヒー器具を100以上試してきた専門家としての分析・解説です。ページ番号は、取扱説明書の印刷ページに合わせています。

東芝 HCD-L50Mの基本仕様

形名 HCD-L50M(表紙、巻末の保証書)
電源 交流100V、50/60Hz共用(p.9)
外形寸法 幅22.2×奥行21.1×高さ26.8cm(p.9)
質量 約2.1kg(p.9)
ドリップ部 消費電力505W、定格容量5カップ700ml、温度ヒューズ113℃・117℃(p.9)
ミル部 消費電力100W、容量40g(5人分)、定格時間30秒(p.9)
付属品 紙フィルター5枚、計量スプーン1個(すり切りで約8g)(p.5)
保証 お買い上げの日から本体1年(p.11)
使える場所 日本国内専用。海外では使えず、アフターサービスもない(p.9)

幅と奥行きはどちらも約22cm、高さは約27cmです(p.9)。棚の下に置く場合は、高さと、蒸気の逃げる空間を、購入前に測っておくと安心です。

HCD-L50Mの特徴を取扱説明書で確認する

豆をひくミルが付いている

ミルケースにコーヒー豆を入れ、ミルふたをして、ミルボタンを押すとひけます(p.6)。入れられる豆は、計量スプーンすりきり5杯まで。これを超えると、ミル用モーターが故障する原因になります(p.6)。ミルのカッターは、取りはずせません(p.5)。

ひく時間は、約10秒が目安です。豆の種類や好みで加減します(p.6)。20秒以上ひくと、微粒が多くなって紙フィルターが目づまりし、コーヒーがあふれることがあります(p.6)。

サイフォンカバーで「むらしドリップ」

ドリッパーに付くサイフォンカバーは、コーヒー粉をむらして風味を引き出す「むらしドリップ」のための部品です(p.5)。サイフォンカバーを付けないで使うと、むらしドリップはできません(p.6)。

サイフォンの高さは、調整レバーで高・低の2段階に変えられます。高くするとむらし時間が長くなり、低くすると短くなります(p.5、p.6)。

浄水フィルターは約2年が目安

本体の浄水フィルターは、カルキ臭を取り除くための部品です(p.5)。1日1回使う場合で、約2年が交換の目安とされています。消耗部品なので、浄水効果が少なくなったら交換します(p.9)。

アイスバスケットがある

各部の名称に、アイスコーヒー用のアイスバスケットが載っています(p.5)。氷をバスケットに入れて、できたてのコーヒーを急速に冷やす作り方です(p.8)。

Emi
Emi
粉や豆は、何グラム入れればいいんですか?
baristaK
baristaK
取扱説明書に、目安の表があります。次のとおりです。

使い方の流れ(取扱説明書p.6〜8)

豆の量と、できあがりカップ数

コーヒー豆の量(計量スプーンすりきり) 2杯(約16g) 3杯(約24g) 4杯(約32g) 5杯(約40g)
できあがりカップ数 2カップ 3カップ 4カップ 5カップ

計量スプーンは付属で、すりきり1杯が約8gです(p.5)。

ホット・マグカップ・アイスの粉量とできあがり時間

種類 カップ数 コーヒー粉の量 できあがり時間
ホット 2カップ 2杯(約16g) 約5分
ホット 3カップ 3杯(約24g) 約7分
ホット 4カップ 4杯(約32g) 約9分
ホット 5カップ 5杯(約40g) 約11分
マグカップ 2カップ 3杯(約24g) 約7分
マグカップ 3カップ 4.5杯(約36g) 約10分
アイス 4カップ 4杯(約32g) 約5分
アイス 5カップ 5杯(約40g) 約6分

できあがり時間は、取扱説明書の表にある数字で、室温・水温約20℃のときの目安です(p.9)。コーヒー粉は、紙フィルター用の中びき粉を使います(p.9)。

11の手順

  1. ミルケースにコーヒー豆を入れ、ミルふたをしっかり閉める(p.6)
  2. スイッチを「ミル入 切」にして、電源プラグを差し込む(p.6)
  3. ミルふたを手で押さえ、ミルボタンを約10秒押して豆をひく。押し終わってもカッターはしばらく回っているので、完全に止まってからミルふたをあける(p.6)
  4. サイフォンの高さを、高・低のどちらかに合わせる。調整レバーを横に向けて固定する(p.6)
  5. ドリッパーにサイフォンカバーをしっかりセットする(p.6)
  6. ドリッパーに紙フィルターをセットする。端をミシン目にそって折り、ドリッパーに合うようにはめ込む(p.6)
  7. 紙フィルターをセットしたドリッパーに、ひいた粉を入れ、ドリッパーふたをセットする(p.7)
  8. ドリッパーをボトルにセットして、保温板にのせる(p.7)
  9. 水タンクに水を入れ、本体にセットして、タンクふたをかぶせる。水は最大5カップ分(ホット)まで(p.7)
  10. スイッチを「ドリップ 入」にする(p.8)
  11. 抽出が終わったら、スイッチを「ミル入 切」にして、ボトルからドリッパーをはずし、コーヒーを注ぐ(p.8)

スイッチが「ドリップ 入」になっているとヒーターに通電され、保温板が熱くなります(p.6)。約40〜60秒で、浄水フィルターから湯が出はじめます。通電中は、水を足さないでください(p.8)。途中で抽出を止めるときは、スイッチを「ミル入 切」にします(p.8)。強い噴出が数回あったあと、1分後ぐらいにできあがりです(p.8)。

続けて淹れるときは、約5分待つ

続けて作るときは、本体がさめるまで約5分待ってから、同じ手順で作ります。ドリップ後すぐに水を入れると、ヒーターが熱いため、浄水フィルターから蒸気が噴出することがあります(p.8)。抽出した直後にタンクに水を入れるのは、やけどの原因になるので、取扱説明書でも避けるように書かれています(p.4)。

アイスコーヒーの作り方

準備するものは、アイスコーヒー用の粉と氷です。シロップと生クリームは、好みで用意します(p.8)。

  1. アイスバスケットの最大氷量位置まで氷を入れ、ボトルの内側にセットする。取扱説明書の「正しい使いかた」の手順(上の11手順)で作る。タンクの水量は「アイス」に合わせる(p.8)
  2. ドリップが終わったら、ボトルを保温板から取り出し、アイスバスケットをボトルから取り出す(p.8)
  3. 氷を入れたグラスへ、ゆっくり注ぐ(p.8)

アイスコーヒーは、4カップから作れます(p.9)。アイスバスケットは、ホットコーヒーのときには使いません(p.8)。

保温したいとき

スイッチを「ドリップ 入」のままにしておくと、保温板で保温を続けます(p.5、p.8)。保温板の上に、電源コードをのせないでください(p.4)。

お手入れと交換部品(取扱説明書p.9、p.10)

お手入れは、必ず電源プラグを抜いて、本体が冷えてから行います。水につけたり、水をかけたりしてはいけません(p.3、p.10)。部品ごとの方法は次のとおりです。

部品 お手入れ
本体 台所用中性洗剤に浸した布を固くしぼってふき、洗剤が残らないようにふき取る。しまうときは、抽出が終わったあと2〜3分空のまま通電して、本体内部を乾かす(p.10)
タンク、タンクふた、ドリッパー、ドリッパーふた、ボトル、アイスバスケット、サイフォンカバー 台所用中性洗剤を入れた水またはぬるま湯に浸したスポンジで洗い、洗剤が残らないようにすすぐ。サイフォンカバーとドリッパーふたは、取りはずして洗う(p.10)
ミルケース、ミルふた 乾いたふきんで、コーヒー粉をふき取る(p.10)
浄水フィルター 月に1回程度、水ですすぐ。水質によっては、水あかや汚れが付くことがある(p.10)

みがき粉、たわし、ベンジン、アルコール、シンナー、化学ぞうきん、住宅用・住宅家具用合成洗剤、カビ取り用洗剤は使えません。故障や変形の原因になります。ボトル以外は、湯で洗えません。食器洗い乾燥機や食器乾燥器も使えません(p.10)。

ミルケースには、内部に刃があります。手を入れると、けがの原因になります(p.3、p.5)。

浄水フィルターとサイフォンカバーの取りはずし

浄水フィルターは、回してから下へはずします。取り付けるときは、本体を支えて、つめ部を本体の凹部に入れ、押しながら回します(p.10)。サイフォンカバーは、指先で上方へずらしながらはずします。取り付けるときは、奥までしっかりセットします(p.10)。

交換部品の部品コード

部品 色記号 部品コード
浄水フィルター(消耗部品) K 32319862
ボトル(ボトルとってはついていません) – 32319781
ボトルとって K 32319861

部品は、お買い上げの販売店で買います(p.9)。色記号は、「安全上の注意ラベル」の製造年表示の下に書かれています(p.9)。

気になる点とデメリット

Ryu
Ryu
ミルでひいてから粉を入れ替えるなんて、結局手間じゃないの?
baristaK
baristaK
取扱説明書の手順を見る限り、そのとおりです。デメリットも、書かれている範囲で整理します。

ひくところから抽出までは、全自動ではない

手順は、ミルで豆をひいたあと、ひいた粉を紙フィルターをセットしたドリッパーに入れる流れです(p.6、p.7)。ミルケースは、持ち上げて取りはずす部品でもあります(p.5)。豆を入れたら最後まで任せられる全自動機とは、手順が違います。

ミルの使い方に制限がある

ミルの連続使用と、カラびきはしてはいけません。故障の原因になります。ミルケースでひけるのは、コーヒー豆だけです(p.4)。ひく時間は、20秒以上にしません(p.6)。

本体は水洗いできず、ミルケースは拭き掃除

本体は、水につけたり水をかけたりできません(p.3、p.10)。ミルケースとミルふたも、乾いたふきんで粉をふき取るお手入れです(p.10)。丸洗いしたい人には、向きません。

続けて淹れるには、約5分待つ

続けて作るときは、本体がさめるまで約5分待ちます(p.8)。来客用に、立て続けに何杯も作る使い方には向きません。

置き場所を選ぶ

壁や家具の近くで使わないことが、取扱説明書の注意にあります。蒸気や熱で、壁や家具が傷んだり、変色や変形したりする原因になります(p.3)。蒸気口や浄水フィルターには、触れたり、顔を近づけたりしないことも書かれています(p.2)。

ボトルはガラス容器で、割れ物

ボトルは、ガラス容器です(p.3)。直接火にかけたり、電子レンジで加熱したり、傷つけたり、硬いものにぶつけたりしないでください。割れや欠けが発生したら、すぐに交換が必要です(p.4)。

アイスコーヒーは、4カップから

表にあるアイスコーヒーの作り方は、4カップと5カップです(p.9)。1〜2杯だけ、手軽にアイスを作りたい人には合わないかもしれません。

こんな人には向いている・向いていない

向いている人

  • 豆を買ってきて、ひきたてで淹れたい人(ミル付き。ひくのは約10秒が目安)
  • サイフォンカバーを使った「むらしドリップ」を試したい人
  • アイスバスケットで、アイスコーヒーも同じ機械で作りたい人
  • 浄水フィルターやボトルなどを、部品コードで買い足したい人

向いていない人

  • 豆を入れたら、ひくところから抽出まで任せたい人
  • ミルケースも含めて、丸洗いしたい人
  • 続けて何杯も淹れたい人
  • 1〜2杯分のアイスコーヒーを作りたい人

よくある質問

ミルボタンを押しても、豆がひけないときは?

スイッチが「ドリップ 入」になっていると、ミルボタンを押しても豆はひけません。スイッチを「ミル入 切」にします(p.6)。

紙フィルターは何を買えばいい?

付属の紙フィルターは5枚です(p.5)。買い足すときは、市販の「1×2」、「102」、または「4カップ用」を選びます(p.6)。

市販のコーヒー粉は使える?

使えます。紙フィルター用の中びき粉を使います。粉の使用量は、豆の標準使用量と同じです(p.7)。

コーヒーがあふれることがあるのは、なぜ?

豆を20秒以上ひくと、微粒が多くなって紙フィルターが目づまりし、コーヒーがあふれることがあると書かれています(p.6)。

水タンクに入れていいものは?

水だけです。湯、牛乳、アルカリイオン水、コーヒー粉などは入れないでください。故障の原因になります(p.4)。

保証と部品の保有期間は?

保証期間は、お買い上げの日から本体1年です。消耗部品は、保証期間内でも有料修理になります。補修用性能部品の保有期間は、製造打ち切り後5年です(p.11)。保証書は、お買い上げ日と販売店名の記入がないと有効になりません(p.12)。

他の機種と比べたい人へ

この機種は、Amazonの価格が2026年11月5日の確認で1万円を切っていました。ほかのドリップ式コーヒーメーカーを、取扱説明書や公式仕様で並べた記事があります。ミルが付くかどうか、洗いやすさ、置き場所の目安を比べてから決めたい人は、先に見ておくと迷いが減ります。

1万円以下のドリップ式コーヒーメーカーを公式スペックで比較した記事

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実売価格は店舗や時期で変わります。2026年11月5日に確認した範囲では、Amazonが9,711円(税込)、楽天市場が13,500円で、差が大きい状態でした。Amazonは「残り1点」の表示で、販売元は出店者、出荷はAmazonです。Amazonのレビューは、5つ星のうち4.3(301件)でした。Yahoo!ショッピングでは、新品の出品を確認できなかったため、ボタンを置いていません。購入前に、各ショップの現在価格と在庫を確認してください。

東芝 コーヒーメーカー HCD-L50M(K) ブラック
東芝 コーヒーメーカー HCD-L50M(K) ブラック

まとめ:東芝 HCD-L50Mは「豆からひいて、むらしドリップで淹れる5カップ機」

ミルで豆をひき、その粉をドリッパーに入れて、サイフォンカバーのむらしドリップで淹れる機種です。アイスバスケットが付き、アイスコーヒーは4カップから作れます。一方で、挽きから抽出までは全自動ではなく、本体は水洗いできず、続けて淹れるには約5分待つ必要があります。手間を引き受けて、ひきたてとむらしを楽しみたい人なら、検討する価値があります。

Emi
Emi
ひきたてとむらしが決め手なら、手間の分は納得できそうです。置き場所の高さを測ってみます。

出典

  • 東芝ライフスタイル株式会社:東芝コーヒーメーカー HCD-L50M 取扱説明書(保証書付き、全12ページ)
  • 価格と在庫:2026年11月5日にAmazon.co.jpと楽天市場の商品ページで確認

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