

- マグニフィカS(ECAM22112)とディナミカ(ECAM35035W)は、1杯約6〜11g、2杯約10〜14g
- マグニフィカ スタート(ECAM22020)は、エスプレッソ1杯が約8〜12gと少し多め
- カフェ・ジャポーネは機種で決まり方が違う。ディナミカとスタートは抽出量が120mLを超えると約10〜18gになる
- 豆の量は「濃さ」の設定で変わる。マグニフィカSはつまみ、ディナミカとスタートはボタンで切り替える
デロンギの豆の量は1杯何グラム?機種別の目安
デロンギの全自動コーヒーマシンは、ボタンを押すたびに必要な量だけ豆を挽きます。1回に挽く豆の量は、各機種の取扱説明書と公式FAQに目安として載っています。3機種を並べると次のとおりです。
| メニュー | マグニフィカS ECAM22112 |
ディナミカ ECAM35035W |
マグニフィカ スタート ECAM22020 |
|---|---|---|---|
| 1杯 | 約6〜11g | 約6〜11g | 約8〜12g(エスプレッソ) |
| 2杯 | 約10〜14g | 約10〜14g | 約12〜14g(エスプレッソ) |
| スペシャルティ | メニューなし | 約8〜14g | 約8〜14g |
| カフェ・ジャポーネ | 約12〜20g(1杯は約6〜10g) | 約5〜9g(抽出量120mL以下) 約10〜18g(120mL超) |
約5〜9g(抽出量120mL以下) 約10〜18g(120mL超) |
| ドッピオ+ | メニューなし | 約15g | メニューなし |
出典は、マグニフィカSが取扱説明書17ページと公式FAQ「(ECAM22112)コーヒーの濃さについて」、ディナミカが取扱説明書13ページと公式FAQ「(ECAM35035W)取扱説明書の補足と訂正」、マグニフィカ スタートが取扱説明書16ページと公式FAQ「(ECAM22020)コーヒーの濃さの設定のしかた」です。
数字は「挽かれる量」の目安で、豆と挽き具合で変わる
3機種の取扱説明書はいずれも、この数値は目安であり、コーヒー豆の状態や挽き具合の設定によって挽かれる豆の量は変わる、と断っています。毎回ぴったりこの量になるわけではありません。
豆ホッパーには、目安量より多めに入れておくよう指示されています。豆が足りないまま挽き始めると、適量の豆で抽出できないからです。ホッパーの容量は、マグニフィカSとスタートが250g、ディナミカが300gです(各機種の仕様表)。
カフェ・ジャポーネは機種ごとに数字の読み方が違う
いちばん注意したいのがカフェ・ジャポーネです。
ディナミカの取扱説明書(2019年6月版)は、13ページで約10〜18g、33ページの仕様表で約12〜20gとしています。デロンギはこれを公式FAQ「(ECAM35035W)取扱説明書の補足と訂正」で訂正し、抽出量が120mL以下なら約5〜9g、120mLを超えるなら約10〜18gとしています。初期設定の抽出量は約180mLなので、そのまま使っているなら約10〜18gの側です。マグニフィカ スタートも同じ区切りで、初期設定は約180mLです(取扱説明書37ページ)。
マグニフィカSは約12〜20gで、公式FAQが「1杯は6〜10g」と補足しています。取扱説明書18ページには、カフェ・ジャポーネを2杯で淹れると豆挽きと抽出を2度行うと書かれています。
カフェ・ジャポーネの量そのものを変えられるかどうかも、機種で分かれるところです。マグニフィカSはカフェ・ジャポーネの抽出量を変更できません(取扱説明書26ページ)。ディナミカは約115〜250mLの範囲で設定できます(取扱説明書13ページ)。量を自分で決めたい人にとっては、機種選びの分かれ目になる部分です。
→ディナミカとマグニフィカSの違いは3つ|6万円の価格差を回収できる人


豆の量を変える方法は機種で違う
マグニフィカS:豆量調節つまみを回す
マグニフィカSは、本体前面の豆量調節つまみで豆の量を決めます(取扱説明書18ページ)。
- 「MAX」側(時計回り)に回すと、挽く豆の量が多くなり、コーヒーが濃くなる
- 「MIN」側(反時計回り)に回すと、挽く豆の量が少なくなり、コーヒーが薄くなる
注意したいのは、MINを越えて回さないことです。公式FAQによると、MINを越えた位置ではコーヒー豆が挽かれず、コーヒー粉を使った抽出に切り替わります。豆で淹れたいのにランプが点いて抽出が始まらないときは、まずつまみがMINを越えていないかを確かめてください(取扱説明書38ページ)。
ディナミカ:豆量調整ボタンで5段階から選ぶ
ディナミカは、操作パネルの豆量調整ボタンを押すたびに、EXマイルド、マイルド、スタンダード、ストロング、EXストロング、コーヒーパウダーの順に切り替わります(取扱説明書13ページ)。
初期設定はスタンダードで、ドッピオ+だけは変更できません。もう1つ大事なのが、選んだ濃さは保存されないという点です。次の抽出では初期設定に戻ります。毎回同じ濃さで飲みたいなら、定量設定で抽出ボタンやマイメニューに登録します(取扱説明書15ページ)。
→ディナミカのマイメニュー設定のやり方!好みの1杯を登録して呼び出す手順
マグニフィカ スタート:豆量ボタンで3段階から選ぶ
マグニフィカ スタートは、豆量ボタンを押すたびにマイルド、スタンダード、ストロング、コーヒー粉と切り替わります(取扱説明書17ページ)。初期設定はスタンダードで、ディナミカと違って設定は次の抽出でも保存されます。
| 機種 | 操作する部分 | 段階 | 設定の保存 |
|---|---|---|---|
| マグニフィカS | 豆量調節つまみ | MIN〜MAXの間で調節 | つまみの位置のまま |
| ディナミカ | 豆量調整ボタン | 5段階+コーヒーパウダー | 保存されない(定量設定で登録) |
| マグニフィカ スタート | 豆量ボタン | 3段階+コーヒー粉 | 次の抽出でも保存される |
アイスコーヒーを作るときの豆の量は、マグニフィカSの取扱説明書そのものが答えです。24ページのレシピでは、氷で薄まることを想定して豆量はMAX、抽出はコーヒー2杯ボタンがすすめられています。2杯ボタンは目安量そのものが約10〜14gと多いので、グラスに注ぐ1杯を濃く仕上げたいときの近道です。
→デロンギ マグニフィカSでアイスコーヒー・アイスラテを作る魔法のレシピ!氷で薄まらない最強設定は、豆の量「MAX」&お湯の量
コーヒー粉を使うときは計量スプーン山盛り1杯まで
豆ではなくコーヒー粉で淹れる場合の目安は、付属の計量スプーンで決まっています。
| 機種 | 目安量 | 守ること |
|---|---|---|
| マグニフィカS | すり切り〜山盛り1杯(約6〜11g) | 山盛り1杯を超えない。粉では2杯抽出できない |
| ディナミカ | すり切り〜山盛り1杯(約6〜11g) | 最大は山盛り1杯。粉では1杯抽出のみで、濃さも変えられない |
| マグニフィカ スタート | すり切り〜山盛り1杯(約7〜12g) | 山盛り1杯を超えない。粉では2杯抽出できない |
3機種に共通する注意が、電源が切れているときにコーヒー粉を入れないことです。粉が内部で飛び散ります。マグニフィカSの公式FAQは、電源を入れて動作音が完全に止まってからパウダー投入口に入れるよう書いています。
→マグニフィカSは粉(デカフェ)からも淹れられる? エラー対策 グラインダーには絶対入れてはいけない


「豆の量が多すぎます」と出たときの対処
マグニフィカS:カス受けと警告のアイコンが点滅する
マグニフィカSの取扱説明書38ページの「ランプ表示一覧」では、カス受けのアイコンと警告のアイコンが両方とも点滅している状態が「コーヒー豆の量が多すぎます」です。対処は、コーヒー豆の量を少なく調整すること。コーヒー粉を入れすぎたときも同じ表示になり、その場合は粉を減らします。
39ページの「故障かな?」には、抽出がポタポタとしか進まないときの原因の1つとして「挽かれたコーヒー豆の量が多すぎる」が挙がっています。対処は豆量調節つまみをMINのほうへ回すことです。
→マグニフィカSの「赤点滅・赤点灯」サインの意味は?エラー解除と石灰除去の完全マニュアル
ディナミカ:「パウダー/マメリョウ チュウイ」と表示される
ディナミカでは、液晶に「パウダー/マメリョウ チュウイ」と表示されます(取扱説明書30ページ)。豆が多すぎる場合は豆の量を少なく、粉が多すぎる場合は粉を減らすよう書かれています。
マグニフィカ スタートも、ランプ表示一覧(取扱説明書34ページ)の「コーヒー豆の量が多すぎます」に、豆の量を少なく調整するよう書かれています。
豆の量を増やしても薄いときに見るところ
濃さを最大にしても物足りない場合、原因は豆の量ではないかもしれません。取扱説明書と公式FAQが挙げている見直し先は、次の3つです。
| 見直す点 | 公式情報の内容 |
|---|---|
| 挽き具合 | コーヒーが薄い、またはもっとクリーミーにしたいときは、グラインダーノブを細かいほう(反時計回り)に1目盛回す。回すのは豆を挽いている最中だけ(マグニフィカS・ディナミカの公式FAQ) |
| 調整後の杯数 | 挽き具合を変えたあとは、2杯以上抽出しないと効果が出ない(同上) |
| 豆そのもの | クレマがない・少ないときは、新鮮なエスプレッソ用の豆を使う(マグニフィカS取扱説明書39ページ、ディナミカ取扱説明書31ページ) |
挽き具合は、お買い上げ時の設定「5」のまま使うのが基本です(公式FAQ)。いきなり何目盛も動かさず、1目盛ずつ試してください。
→マグニフィカSの味が薄い・水っぽい原因はコレ!美味しい豆の挽き具合は挽き目を細かくする設定が重要
お湯の量を増やしすぎて薄くなっているケースもあります。1杯あたりの抽出量の設定は、こちらで整理しています。
→マグニフィカSの抽出量・お湯の量設定のやり方!自分好みの濃さに調整するコツは「もう一度同じボタンを押す」
よくある質問
200gの豆で何杯くらい飲めますか
取扱説明書の目安から計算できます。マグニフィカSやディナミカで1杯ずつ淹れると1杯約6〜11gなので、200gなら約18〜33杯分です。濃さを上げるほど1杯に使う量が増え、杯数は少なくなります。あくまで目安量からの計算なので、実際の杯数は豆の状態と挽き具合で前後する点に注意してください。
豆ホッパーに入れた豆は何日くらい置いておけますか
マグニフィカSの取扱説明書(30ページ)は、豆ホッパーのふたにはある程度の遮光性と密閉性があるので残った豆はそのまま入れておいてかまわないとしたうえで、3日以内に使うことをすすめています。
ドッピオ+の豆の量は変えられますか
変えられません。ディナミカのドッピオ+は約15gで、濃さの設定を変更できないメニューです(取扱説明書13ページ)。定量設定でも設定できません(取扱説明書15ページ)。
2杯ボタンと1杯ずつ2回では、豆の量は変わりますか
目安量で比べると変わります。マグニフィカSとディナミカの場合、2杯ボタンは約10〜14g、1杯ずつ2回なら約6〜11gの2回分で約12〜22gです。1杯あたりに使う豆は2杯ボタンのほうが少なめになる計算なので、同じ濃さに仕上がるとは限りません。
まとめ:デロンギの豆の量は「1杯約6〜11g」を基準に濃さで調整すれば解決
マグニフィカSとディナミカは1杯約6〜11g、2杯約10〜14g。マグニフィカ スタートはエスプレッソ1杯約8〜12gです。カフェ・ジャポーネだけは、ディナミカとスタートが抽出量120mLを境に約5〜9gと約10〜18gに分かれ、マグニフィカSは約12〜20g(1杯は約6〜10g)と決まり方が違います。
豆の量を変えたいときは、マグニフィカSならつまみ、ディナミカとスタートならボタンで濃さを切り替えます。「豆の量が多すぎます」と出たら1段階下げ、MAXでも薄いなら挽き具合を1目盛ずつ細かくする。この順番で調整すれば、目安量の範囲の中で好みの1杯に近づけられます。
カフェ・ジャポーネの量まで自分で決めたいなら、機種の違いを知っておくと次の1台を選ぶときに迷いません。