


- 「マメリュウド エラー」は故障ではなく、豆の挽き具合が細かすぎるという通知です(取扱説明書p.30)
- 対処はグラインダーノブを粗いほう=時計回りに1目盛回すだけ(取扱説明書p.11)
- 回すのはグラインダーが作動しているときだけ。止まっているときに回すと故障の原因になります
- 「抽出が遅い」「ポタポタとしか出ない」も原因は同じ。取扱説明書p.31の故障かな?の項目にも同じ対処が載っています
- 効果が出るのは調整後2杯目から。1杯で判断して何目盛も回すのが一番の失敗です
この記事はデロンギ ディナミカ ECAM35035Wの取扱説明書p.11(豆の挽き具合の調整)・p.30(表示一覧)・p.31(故障かな?)をもとに、「マメリュウド エラー」の直し方だけに絞って書いています。
「マメリュウド エラー」は故障の通知ではない
液晶に出るのは正確には2行です。1行目が「マメリュウド エラー」、2行目が「グラインダーヲ アラメニ チョウセイ」。この2行目がそのまま答えになっています。
取扱説明書p.30の表示一覧では、原因を「豆の挽き具合(粒度)が細かすぎて、抽出が遅い(またはされない)状態です」、対処を「グラインダーノブを粗いほう(時計回り)に1目盛回してください」と記載しています。部品の破損でも、内部の異常でもありません。豆が細かすぎてお湯が通り抜けられない、それだけの話です。
だから、電源を入れ直しても直りません。挽き具合を変えないかぎり、次に淹れたときも同じ表示が出ます。ここを理解しておくと、無駄な再起動を繰り返さずに済みます。


直し方:グラインダーノブを時計回りに1目盛
グラインダーノブは、豆ホッパーの中にあるつまみです。取扱説明書p.11の「豆の挽き具合の調整」に、回す方向と条件が書かれています。粗いほうが時計回り、細かいほうが反時計回りです。
手順はこうなります。
- 豆ホッパーに豆が入っていることを確認する
- コーヒーの抽出を開始し、グラインダーが豆を挽いている音がしている間にグラインダーノブを時計回りへ1目盛だけ回す
- そのまま抽出を続ける
- もう1杯淹れる。合計2杯以上抽出しないと効果は出ません
- それでも改善しなければ、同じ手順でもう1目盛だけ粗くする
取扱説明書p.11には、守るべき条件が2つ明記されています。ひとつは、グラインダーノブは豆が挽かれているとき(グラインダーが作動中のとき)のみ回すこと。もうひとつは、1度に1目盛以上回さないこと。どちらも故障の原因として書かれている項目です。停止中に力任せに回すのは避けてください。
「2杯以上抽出しないと効果が得られない」というのは、機械の中に前の設定で挽かれた粉がまだ残っているからです。ノブを回した瞬間から粒度が切り替わるわけではありません。ここを知らずに1杯目の結果だけを見て、3目盛も4目盛も一気に粗くしてしまうと、今度は味が薄くなって別の悩みが始まります。1目盛→2杯→判断。このリズムを崩さないことです。
なお、お買い上げ時の設定は「5」です。通常はこのままで問題ないと取扱説明書p.11に書かれているので、普段から気分で動かすものではありません。動かすのは、抽出されない・極端に遅いときと、味が薄い・もっとクリーミーにしたいときの2つだけです。
「抽出が遅い」「ポタポタしか出ない」も同じ原因
エラー表示は出ていないけれど、抽出が明らかに遅い。カップにポタポタとしか落ちてこない。この症状も、取扱説明書p.31の「故障かな?」の一覧で原因が「コーヒー豆の挽き具合が細かすぎる」、対処が「グラインダーノブを粗いほう(時計回り)に1目盛回してください」とされています。エラー表示の一歩手前が、この遅い状態だと考えてください。
逆に、抽出が早すぎて味が薄いときは反対方向です。この場合はグラインダーノブを反時計回りに1目盛。同じく2杯以上抽出してから判断します。
まぎらわしい表示がもうひとつあります。「パウダー/マメリョウ チュウイ」です。こちらは取扱説明書p.30で原因が「コーヒー豆の量が多すぎます」とされていて、対処は豆の量を少なく調整することです。挽き具合ではなく量の話なので、グラインダーノブを回しても直りません。カタカナの文字列をよく見て、どちらの表示なのかを先に確認してください。

1目盛粗くしても直らない場合
2杯抽出しても変わらないなら、もう1目盛だけ粗くします。それでも改善しないときは、挽き具合以外の要因を疑う段階です。
取扱説明書p.12には、コーヒー豆についての注意が書かれています。過度に油分の多い豆はこのマシンに適さない場合があり、油分で豆同士がくっついたり豆ホッパーに付着したりしてグラインダーに引き込まれにくくなる、という内容です。対処として挙げられているのは、豆ホッパーを乾いた布巾で拭くか、油分の少ない豆を使うこと。深煎りの表面がテカテカした豆を使っているなら、ここが効いている可能性があります。
抽出口や抽出ユニットの目詰まりも、抽出が遅くなる原因として取扱説明書p.31に挙げられています。月1回の抽出ユニットの水洗いをしばらくしていないなら、先にそちらを済ませてから挽き具合の判断をしたほうが確実です。
→ディナミカの抽出ユニットは月1回水洗い!グリースを塗るタイミングと手順
ひととおり試して、それでも抽出されない状態が続くなら、取扱説明書p.34のサポート窓口に相談する段階です。連絡する前に、何目盛動かしたか・豆の種類を変えたか・抽出ユニットを洗ったかを整理しておくと話が早く進みます。
ここまでの操作はECAM35035Wを前提にしています。修理費用と買い替えを比べる段階になったときのために、現行モデルの価格も置いておきます。
まとめ:「マメリュウド エラー」は『時計回りに1目盛』で解決
「マメリュウド エラー」は故障ではなく、豆が細かすぎるという通知です。やることはグラインダーノブを時計回りに1目盛、それだけ。回すのはグラインダーの作動中だけ、1度に1目盛まで。判断は2杯抽出してから。この3点さえ守れば、ほとんどの場合その日のうちに元どおり淹れられます。
抽出が遅い・ポタポタしか出ないという症状も、取扱説明書p.31で同じ対処が案内されています。エラーが出る前の段階で気づけたなら、そこで1目盛粗くしておくのが賢い動き方です。
ディナミカの液晶表示は、慣れると症状の説明書として読めるようになります。ほかの表示や機種そのものの実力については、こちらでまとめています。
