
7620JPは、ラッセルホブスのドリップ式コーヒーメーカーです。最大750mL、5カップ分を淹れられます(p.2)。付属のパーマネントフィルターで、ペーパーフィルターなしでも淹れられます(p.2、p.12)。


3秒でわかる結論
- 向いている人:朝、起きる時間に合わせてタイマーで淹れたい人。AUTOボタンで開始時刻を予約できる(p.8、p.9)。
- 向かない人:洗い物を食洗機に任せたい人。付属品は食器洗浄機で洗わないよう取扱説明書に書かれている(p.13)。
- 保温は、抽出後2時間たつと自動で電源が切れる。1時間以上たってからAUTOボタンを押すと1時間延長でき、最大3時間(p.8、p.11)。
- 味の濃さを選ぶ機能や、蒸らしの機能は、取扱説明書に記載がない(p.12)。
今回は実機レビューではなく、コーヒー器具を100以上試してきた専門家としての分析・解説です。ページ番号は、7620JPの取扱説明書に印刷されたページに合わせています。
ラッセルホブス ベーシックドリップ 7620JPの基本仕様
| 品番 | 7620JP |
|---|---|
| 消費電力 | 700W(AC100V、50/60Hz。p.2) |
| 最大容量 | 750mL、抽出量5カップ(p.2) |
| 本体寸法 | 幅15.5×奥行20.0×高さ27.0cm(p.2) |
| 重量 | 1.3kg(p.2) |
| 電源コード長 | 1.0m(p.2) |
| 材質 | ステンレス、ガラス、ポリプロピレン(p.2) |
| 生産国 | 中国(p.2) |
| フィルター | 付属のパーマネントフィルター、または市販のペーパーフィルター(p.2、p.12) |
| 保温 | 抽出後2時間で自動オフ。延長すると最大3時間(p.8、p.11) |
| タイマー | あり(p.8、p.9) |
幅は約15.5cmとスリムで、高さは27.0cmです。置き場所は、棚の下に収まるかどうか、高さを先に測っておくと安心です。
7620JPの特徴を取扱説明書で確認する
タイマー予約ができる
7620JPには予約機能があります。AUTOボタンを長押しして開始時刻を設定し、もう一度AUTOを押すと確定します。設定の確認や解除もできます。使うには、先に時計の設定が必要です(p.8、p.9)。朝の準備を減らしたい人には、大きな特徴です。


保温は2時間。延長すると最大3時間
抽出が終わると、2時間保温したあとに電源が自動で切れます(p.8、p.11)。抽出後1時間以上たってからAUTOボタンを押すと、保温を1時間延長できて、最大3時間です(p.8、p.11)。ただし、長く保温すれば、そのぶん風味は変わります。飲む分だけ淹れて、早めに飲む使い方が向いています。
パーマネントフィルターか、ペーパーフィルターを選ぶ
付属のパーマネントフィルターを使うか、市販のペーパーフィルターを使うかを選びます。両方を一緒に使うことはできません。ペーパーフィルターは、両端を折って使います(p.2、p.12)。
濃さの設定や蒸らしの機能は記載がない
濃さを選ぶ機能や蒸らしの機能は、取扱説明書に記載がありません。味の調整は、粉の量と水の量で行う案内になっています(p.12)。ダイヤルで味わいを選びたい人には、Toffy K-CM5のレビューが参考になります。
使い方の流れ(取扱説明書p.10〜12)
基本の手順は8つ
- 本体を水平で安定した台に置き、フィルターホルダーにパーマネントフィルターかペーパーフィルターをセットする(p.10)
- ウォータータンクに、抽出するカップ数分の水を入れる(p.11)
- コーヒー粉を量って入れ、表面を平らにならす(p.11)
- カラフェを本体の奥まで押し込んでセットする(p.11)
- 電源プラグをコンセントに入れ、POWERボタンを押して抽出を始める(p.11)
- 「ピッ」と短いアラームが鳴ると抽出が終わり、自動で保温に切り替わる(p.11)
- カラフェをゆっくり外して、コーヒーを注ぐ(p.12)
- POWERボタンをオフにして、電源プラグを抜く(p.11)
手順は取扱説明書のp.10〜12に載っています。
手順は取扱説明書のp.10とp.11に載っています。水は、300mL(目盛2)以上、750mL(目盛5)以内で使うよう書かれています(p.6)。
カップ数と粉の量の目安
| カップ数 | 粉の量 | 水量 | できあがり量 | 抽出時間の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 2杯 | 16g | 300mL | 260mL | 3分 |
| 3杯 | 24g | 450mL | 390mL | 4分 |
| 4杯 | 32g | 600mL | 520mL | 5分 |
| 5杯 | 40g | 750mL | 650mL | 6分 |
粉は中挽きが推奨されています。細挽きの粉は、目詰まりの原因になると書かれています(p.12)。
7620JPの弱点:食洗機が使えず、手洗いが前提
洗える部品は3つ。すべて手洗い
取扱説明書で洗える部品として挙げられているのは、カラフェ、パーマネントフィルター、フィルターホルダーの3つです(p.13)。付属品は食器洗浄機で洗わず、中性洗剤で、そのつど洗います(p.7、p.13)。カラフェは、食器洗浄乾燥機も電子レンジも使わないよう書かれています(p.5、p.12)。
本体は水洗いできません。湿らせた柔らかい布で拭き、内部の結露は乾いた布で拭きます。ベンジン、シンナー、磨き粉、タワシは使えません(p.7、p.13)。
クエン酸洗浄は、抽出に時間がかかるときの手順
硬度の高い水などカルシウム分の多い水を使っていて、抽出時間が長いときの手順です。樹脂のにおいが気になるときも、この手順で洗浄するよう案内されています(p.14)。
- フィルターホルダーをセットする。パーマネントフィルターはセットしない
- ウォータータンクに、5カップ分の目盛まで、クエン酸液を入れる(水1.0Lにクエン酸大さじ1〜2杯)
- カラフェをセットする
- POWERボタンを押して、お湯を抽出する
- 抽出が終わったら、カラフェのお湯を捨てて、そのまま10分放置する
- 2〜5を、2〜3回くり返す
- 最後に、クエン酸のにおいを取るため、水だけで2回抽出して洗う
定期的に行う頻度は、取扱説明書に記載がありません。食酢での洗浄も、記載がありません(p.14)。
専門家の一言
水タンクは750mL、最大5杯のサイズです。普段使うマグカップの容量を量って、一度に何杯分を淹れたいかを決めておくと、サイズ選びで失敗しません。
こんな人には向いている・向いていない
向いている人
- 朝、起きる時間に合わせて、タイマーで淹れたい人
- ペーパーフィルターなしで、パーマネントフィルターで淹れたい人
- 最大5杯までを淹れる人
- 手洗いのお手入れが苦にならない人
向いていない人
- 洗い物を食洗機に任せたい人
- ダイヤルなどで、味の濃さを選びたい人
- 6杯以上を一度に淹れたい人
よくある質問
食洗機で洗えますか?
洗えません。付属品は食器洗浄機で洗わないよう書かれていて、カラフェ、パーマネントフィルター、フィルターホルダーは中性洗剤で手洗いします(p.13)。
ペーパーフィルターは使えますか?
使えます。付属のパーマネントフィルターとは、一緒には使えません。ペーパーフィルターは両端を折って使います(p.2、p.12)。
保温は何時間できますか?
抽出後2時間で自動オフになります。抽出後1時間以上たってからAUTOボタンを押すと、1時間延長でき、最大3時間です(p.8、p.11)。
タイマーで予約するには?
AUTOボタンを長押しして開始時刻を設定し、もう一度AUTOを押して確定します。時計の設定が先に必要です(p.8、p.9)。
他のドリップ式と比べる
7620JPは、タイマーが付いていて、食洗機は使えません。1万円以下のドリップ式では、象印、タイガー、アイリスオーヤマ、メリタの4機種を、洗いやすさ・淹れ方・サイズで比べた記事があります。
1万円以下のドリップ式コーヒーメーカー4機種を公式情報で比較した記事
食洗機に入れられる部品があるかどうかだけを、5機種で見比べた記事もあります。7620JPは食洗機が使えない側ですが、手洗いの手間が気になる人は、こちらで他の機種の違いを確かめられます。
各ショップの最新価格を確認する
実売価格は店舗や時期で変わります。2026年11月4日の確認時点で、Amazon.co.jpの販売価格は6,082円でした。楽天市場とYahoo!ショッピングの販売店ページには、8,800円の表示がありました。購入前に、各ショップの現在価格と在庫を確認してください。
まとめ:7620JPは「タイマー付き、手洗い前提の5杯機」
タイマーで朝に淹れられて、保温は2時間、延長で最大3時間です。その一方で、食洗機は使えず、濃さを選ぶ機能も取扱説明書にはありません。取扱説明書を読む限り、これが答えです。手洗いが苦でなければ、タイマー目当てで検討する価値があります。

出典
- ラッセルホブス ベーシックドリップ 7620JP 取扱説明書(仕様p.2、安全上のご注意p.3〜6、使用前の洗浄p.7、時計・保温p.8、予約p.9、使い方p.10〜12、お手入れp.13、故障かな?と思ったらp.14)
- 価格の確認:Amazon.co.jp、楽天市場、Yahoo!ショッピング(いずれも2026年11月4日)
