
レコルト レインドリップコーヒーメーカー(品番RDC-1)は、ペーパーフィルターで淹れるドリップ式のコーヒーメーカーです。取り外せるウォータータンクに水を入れ、ガラスポットのふたに載せたフィルターホルダーへ粉を入れて、電源スイッチを入れるだけ。最大使用水量は約480mL、サイズは約14.5(W)×20.5(D)×25.5(H)cm、重量は約1.0kgと案内されています(p.14)。


3秒でわかる結論
- 向いている人:1〜4カップ(最大使用水量約480mL)を、ペーパーで手軽に淹れたい人。ハンドドリップでも使える2way仕様です(p.12、p.14)。
- 向かない人:洗い物を食洗機に任せたい人。食器洗い乾燥機・食器乾燥機は使用しないよう書かれています(p.13)。
- 見落としやすい点:ペーパーフィルターは別売です。市販の「2〜4カップ」用(サイズ「1×2」または「102」)を使います(p.9)。
- 保温はドリップ終了後に自動で始まり、約20分で電源スイッチが自動的にオフになります。取扱説明書は20分以内に飲むことをすすめています(p.11)。
今回は実機レビューではなく、コーヒー器具を100以上試してきた専門家としての分析・解説です。ページ番号は、レコルト レインドリップコーヒーメーカー RDC-1の取扱説明書の印刷ページに合わせています(保証書は裏表紙)。
レコルト レインドリップ RDC-1の基本仕様
| 品番 | RDC-1(p.14) |
|---|---|
| 種類 | ドリップ式(水容器着脱型)(p.14) |
| 保温装置 | あり(p.14) |
| 電源・消費電力 | AC100V、50/60Hz、680W(p.14) |
| 最大使用水量 | 約480mL(p.14) |
| サイズ | 約14.5(W)×20.5(D)×25.5(H)cm(p.14) |
| 重量 | 約1.0kg(p.14) |
| 主な素材 | 本体:ポリプロピレン、AS樹脂/ガラスポット:ガラス(p.14) |
| コード長 | 約80cm(p.14) |
| 付属品 | 計量スプーン(すりきり約8g)(p.6、p.14) |
| ペーパーフィルター | 別売。市販の「2〜4カップ」用、サイズ「1×2」または「102」(p.9) |
| 保証 | お買い上げ日から本体1年間。消耗品・付属品は対象外(裏表紙) |
仕様はp.14に載っています。幅は約14.5cm、奥行は約20.5cm、高さは約25.5cmです。置き場所の高さと奥行を先に測ってください。設置については、壁や家具の近くで使わないこと、キッチン用収納などで使うときは中に蒸気がこもらないようにすることが書かれています(p.3)。不安定な場所や、IHクッキングヒーターの上でも使えません(p.4)。保証書の発行元は、ウィナーズ株式会社と書かれています(裏表紙)。
レインドリップ RDC-1の特徴を取扱説明書で確認する
ウォータータンクを取り外して給水する
水を入れるときは、ウォータータンクを本体から取り外し、飲みたいカップ数分の水を入れてふたをします。目盛りは1カップから4カップまでで、4カップ目盛が満水です。満水目盛以上の水を入れないよう書かれています(p.5、p.9)。本体にセットするときは、タンクの凸部を本体の凹部に合わせて押し込み、タンクのフックが本体の溝にはまるようにします。ずれていないか、必ず確認するよう注意書きがあります(p.9)。
フィルターホルダーはガラスポットのふたに載せる
フィルターホルダーは、ガラスポットふたに▼の位置を合わせ、時計回りに回して取り付けます(p.9)。ホルダーの底面には「ドリップ(抽出)口(しずく漏れ防止弁付き)」があり、取り外しても、コーヒーがこぼれることはないと書かれています(p.6、p.11)。
部品図には、本体のドリップ口として複数の穴が並んだ口が描かれています(p.6)。「レインドリップ」という名前の由来や、お湯の落ち方の仕組みについての説明は、取扱説明書にありません。
ドリップが終わると自動で保温し、約20分で切れる
ドリップ(抽出)が終了すると、自動的に保温モードになり、約20分間保温されます。20分が経過すると、電源スイッチが自動でオフに切り替わり、電源が切れます(p.11)。途中でドリップや保温を中止したいときは、電源スイッチをオフにします(p.11)。
ハンドドリップでも使える
取扱説明書には、機械でドリップする方法とは別に、ハンドドリップの方法が載っています。ガラスポットふたにフィルターホルダーを取り付け、ペーパーフィルターをセットして粉を入れ、ふたをしたガラスポットに載せたら、自分でお湯を注いでドリップします(p.12)。


使い方の流れ(取扱説明書p.7〜12)
水とコーヒー粉の目安
| 水の量(目盛り) | コーヒー粉(計量スプーン) |
|---|---|
| 1カップ | 1杯 |
| 2カップ | 2杯 |
| 3カップ | 3杯 |
| 4カップ | 4杯 |
計量スプーンはすりきりで約8g(深煎りの場合)です(p.10)。表の数字から計算すると、4カップ分で約32gです。粉の量は、焙煎や挽き目の度合い、種類に合わせて、お好みで調整するよう書かれています(p.10)。1カップが何mLにあたるかは、取扱説明書に記載がありません。
コーヒーを淹れる手順
- ウォータータンクを取り外し、飲みたいカップ数分の水を入れて、ふたをする(p.9)
- ウォータータンクを本体にセットする。ずれがないか確認する(p.9)
- ガラスポットふたにフィルターホルダーを取り付ける(p.9)
- フィルターホルダーにペーパーフィルターをセットする。下を折り、横を折って、広げる(p.9)
- ペーパーフィルターに、飲みたい分のコーヒー粉を入れる(p.10)
- フィルターホルダーとガラスポットふたで、ガラスポットにふたをする。ふたの切り込み部がガラスポットの注ぎ口に合うようにする(p.10)
- ガラスポットを、本体の保温プレートのくぼみにずれないようセットする(p.10)
- 電源プラグをコンセントに差し込み、電源スイッチをオンにする(p.10)
- ドリップが終了したら、フィルターホルダーを取り外し、ガラスポットを取り出してコーヒーをカップに注ぐ(p.11)
- 粉をペーパーフィルターごと捨て、お手入れをする(p.11)
ペーパーフィルターは必ずフィルターホルダーにセットするよう、注意書きがあります(p.10)。ガラスポットが空のまま保温しないでください。空になったら必ず電源スイッチをオフにします(p.11)。ドリップ後のガラスポットは高温です。取り出したときは保温プレートにさわらず、使用直後のペーパーフィルターは十分に冷ましてから捨てます(p.4、p.11)。
はじめて使うとき・長く使っていなかったとき
本体の内部を洗浄します。手順は次のとおりです(p.7、p.8)。
- ウォータータンク、フィルターホルダー、ガラスポットを本体から取り外し、やわらかいスポンジで台所用中性洗剤を使って洗う
- ウォータータンクを本体にセットする
- ウォータータンクの4カップ目盛まで水を入れ、ふたをする
- ペーパーフィルターを入れずに、フィルターホルダーをガラスポットふたに取り付け、ガラスポットにふたをして、保温プレートにセットする
- 電源スイッチをオンにして、水だけで抽出する
- ガラスポットに溜まったお湯を捨てる。高温なので、ガラスポットふたを押さえながらフィルターホルダーを外す
- 手順2〜6を1〜2回繰り返す
内部の洗浄には水だけを使い、コーヒー粉は入れません(p.7)。使いはじめにプラスチック特有のにおいがすることがあります。気になる場合は、内部洗浄を1〜2回繰り返し、それでも気になるときはクエン酸洗浄を行うよう案内されています(p.8)。
続けて淹れるときは5分以上休ませる
続けて使用する場合は、5分以上休ませます。本体が熱いうちにウォータータンクへ水を入れたり、本体を動かしたりすると、蒸気や熱湯が噴出してやけどの原因になります。フィルターホルダーは使用のたびに洗浄し、乾いた布で水分を拭き取って、十分に乾燥させます(p.3)。
気になる点とデメリット

食洗機・食器乾燥機は使えない
ガラスポット、ガラスポットふた、ウォータータンク、ウォータータンクふた、フィルターホルダー、計量スプーンは、すべて水洗いできます。柔らかいスポンジなどで洗い、水でよくすすぎます。ただし、食器洗い乾燥機・食器乾燥機は使用しないよう書かれています(p.13)。洗い物を食洗機に任せたい人には、最大の注意点です。
本体は水洗いできない
本体を水につけたり、水をかけたり、洗い流したりしてはいけません。感電・ショート・故障のおそれがあります(p.2)。本体の外観は、柔らかい布に水を含ませて固く絞り、拭き取ります(p.13)。
ペーパーフィルターは別売
付属品は計量スプーンだけです(p.14)。ペーパーフィルターは別売で、市販の「2〜4カップ」用(サイズ「1×2」または「102」)を使います(p.9)。買い置きが必要です。
保温は約20分で自動的に切れる
保温時間は約20分で、20分経過すると電源が自動でオフになります(p.11)。長く保温したい人には向きません。保温時間を変える設定は、取扱説明書にありません。ガラスポットが空のまま保温するとガラスが破損しやすくなるため、空になったら電源スイッチをオフにします(p.4、p.11)。
濃さの切り替えや浄水フィルター、タイマーは、取扱説明書に出てこない
濃さを変える機能、浄水フィルター、タイマー予約の記載は、取扱説明書にありません。濃さは粉と水の量で決める機種です。味が異常に薄い、濃いときの対処法も、粉と水の量を調整することと、常温水を使うことが書かれています(p.14)。
容量は最大約480mL
最大使用水量は約480mLで、ウォータータンクは4カップ目盛が満水です。満水目盛以上の水を入れると、湯がこぼれてやけどのおそれがあります(p.5、p.14)。大人数分を一度に淹れたい人には向きません。
水以外を入れない・ミネラルウォーターは手入れをこまめに
ウォータータンクには、湯・牛乳・アルカリイオン水などを入れてはいけません(p.4)。ミネラルウォーターを使った場合は、本体内部にカルシウム分が付着しやすくなり、お湯や蒸気の出口をふさいで故障の原因になるため、お手入れをこまめにするよう書かれています(p.5)。
専門家の一言
コーヒーがドリップされない(フィルターホルダーからガラスポットにコーヒーが落ちない)とき、取扱説明書は、フィルターホルダーとガラスポットふたにすき間がないか、浮いていないかを原因に挙げています。対処法は、すき間がないようしっかり取り付けることです(p.14)。ホルダーを取り付けるときは、▼の位置を合わせて、時計回りに回し切ってください(p.9)。
お手入れの方法(取扱説明書p.13)
| 部位 | お手入れ |
|---|---|
| ガラスポット、ガラスポットふた、ウォータータンク、ウォータータンクふた、フィルターホルダー、計量スプーン | 柔らかいスポンジなどで水洗いし、水でよくすすぐ。乾いた布で水気を拭き取り、十分に乾燥させる。食洗機・食器乾燥機は使わない |
| 本体の外観 | 柔らかい布に水を含ませて固く絞り、拭き取る。汚れがひどいときは、台所用中性洗剤を薄めた水やぬるま湯に布を浸して固く絞り、拭く。仕上げに水で濡らして固く絞った布で、洗剤分を拭き取る |
| 本体の内部 | 月に1回程度、クエン酸で洗浄する。ミネラルウォーターや硬水を使っているときは、より頻繁に行う |
お手入れは、必ず電源を切って本体が冷めた後(約30分後)に行います。研磨剤入りの洗剤、磨き粉、たわし、シンナー、ベンジンは、表面を傷つけるため使えません(p.13)。水気を残したまま放置すると、内部タンク内の水が腐敗するおそれがあります(p.3)。
クエン酸洗浄の手順(p.13)
- 約300mLの水に、約15gのクエン酸を入れて溶かす
- ウォータータンクにクエン酸水を入れて、本体にセットする
- ペーパーフィルターを入れずに、フィルターホルダーをガラスポットふたに取り付け、ガラスポットにふたをする
- 電源スイッチをオンにして、クエン酸水だけでドリップする
- ガラスポットに溜まったお湯(クエン酸水)を捨てる
- ウォータータンクの4カップ目盛まで水を入れて本体にセットし、手順3〜5を1〜2回繰り返す
内部の洗浄にはクエン酸水だけを使い、コーヒー粉は入れません。必ず本体が冷めるまで間隔をあけて作業します(p.13)。
こんな人には向いている・向いていない
向いている人
- 幅約14.5cm、奥行約20.5cm、高さ約25.5cmに収まる置き場所がある人
- 1〜4カップ(最大使用水量約480mL)を、ペーパーで淹れたい人
- 機械でのドリップも、ハンドドリップも、1台で試したい人
- 淹れたあと、約20分で保温が自動的に切れるほうが安心な人
向いていない人
- 洗い物を食洗機で済ませたい人(食洗機・食器乾燥機は使用不可)
- 本体ごと水洗いしたい人(本体は水洗い不可)
- 濃さの切り替え、浄水フィルター、タイマーを求める人(取扱説明書に記載がない)
- 淹れたコーヒーを長時間保温したい人(保温は約20分で自動オフ)
よくある質問
初めて使うときは?
取り外せる部品を洗ってから、ウォータータンクの4カップ目盛まで水を入れ、ペーパーと粉を入れずに水だけで抽出します。これを1〜2回繰り返します(p.7、p.8)。
ペーパーフィルターは何を使えばいい?
別売の、市販の「2〜4カップ」用(サイズ「1×2」または「102」)です。下を折り、横を折ってから広げて、フィルターホルダーにセットします(p.9)。
コーヒーがドリップされないときは?
フィルターホルダーとガラスポットふたにすき間がないか、浮いていないかを確認し、しっかり取り付けます(p.9、p.14)。
ランプが点灯しない、お湯が出ないときは?
ランプが点灯しないときは、電源プラグがコンセントに差し込まれていないのが原因で、正しい電圧のコンセントに確実に差し込みます。お湯が出ないときは、ウォータータンクに水が入っていないか、正しくセットされていないのが原因で、カップ数分の水を入れ、本体に正しくセットします。お湯をウォータータンクに入れた場合は、常温水を使います(p.14)。
保証や問い合わせ先は?
保証期間は、お買い上げ日から本体1年間です。消耗品・付属品は保証の対象外です。取扱説明書の裏表紙に、カスタマーセンター(受付時間は10時〜12時、13時〜16時、土日祝日を除く)の案内と、無料修理規定があります。
他のドリップ式コーヒーメーカーと比べる
ドリップ式コーヒーメーカーを、メーカーの公式情報で比べた記事があります。アイリスオーヤマ、メリタ、タイガー、象印の4機種を、サイズ・淹れ方・洗いやすさで並べたものです。この記事にレコルトは含まれていません。
1万円以下のドリップ式コーヒーメーカー4機種を公式情報で比較した記事
食洗機が使える機種として、タイガー ADC-H060を取扱説明書で確認した記事もあります。置き場所を優先したい人は、メリタ ツイスト SCG58を取扱説明書で確認した記事も参考になります。
各ショップの最新価格を確認する
実売価格は店舗や時期で変わります。購入前に、各ショップの現在価格と在庫を確認してください。カラーが複数ある商品ページもあるため、色を選ぶ前に商品名と型番(RDC-1)を確かめてください。
まとめ:レコルト レインドリップ RDC-1は「ハンドドリップも試せる、手洗い前提の4カップ機」
最大使用水量約480mL、約1.0kgの小さな本体で、機械ドリップとハンドドリップの両方を試せる一方で、食洗機は使えず、保温は約20分で自動的に切れます。取扱説明書を読む限り、これが答えです。1〜2人分をペーパーで手軽に淹れたい人なら、検討する価値があります。

出典
- レコルト レインドリップコーヒーメーカー RDC-1 取扱説明書(ウィナーズ株式会社:安全上のご注意p.1〜5、各部の名称p.6、はじめてお使いになる前にp.7〜8、コーヒーをいれる準備p.9〜10、コーヒーをいれるp.10〜12、お手入れのしかたp.13、故障かな?と思ったらp.14、仕様p.14、無料修理規定・保証書は裏表紙)
