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マグニフィカSの初期設定と「空気抜き」ができない時の対処法

2026年3月25日

Emi
Emi
「マグニフィカSが届いた!さっそく美味しいコーヒーを飲みたいんだけど、最初の初期設定って難しくないかな?」

Ryu
Ryu
「説明書に『空気抜き』っていう聞き慣れない言葉があるけど、これってどうやるの?なんだか水が出なくてエラーになっちゃうって口コミも見て不安だな…。」
baristaK
baristaK
「念願のマグニフィカS、ご到着おめでとうございます!箱を開けた瞬間のワクワク感、とてもよくわかりますよ。初めてお使いになる際、コーヒーを淹れる前に必ず行わなければならないのが『空気抜き(内部への給水)』という儀式です。ここでつまずいてしまう方が多いのですが、物理的な仕組みさえわかれば全く難しくありません。プロの視点から、失敗しない初期設定の手順を優しく解説しますね。」

💡 【3秒でわかる】初期設定と「空気抜き」の正しい手順

  • 空気抜きとは:マシンの空っぽの内部(管の中)に水を満たし、空気を押し出す作業です。
  • 正しい手順①:水タンクを満水にしてセットし、背面の主電源を入れます。
  • 正しい手順②:スチームノズルの下に容器を置き、前面の電源ボタンを押します。
  • 正しい手順③:スチームダイヤルを開くとお湯が出て、自動的に空気抜きが完了します。
  • できない時の原因:水タンクの奥までの押し込み不足や、ノズルの詰まりがほとんどです。

マグニフィカ初期設定インフォグラフィック
注:上記イラストは実機と構造が異なります。【Project 369】

 

最初の関門「空気抜き」とは? なぜ必要なのか

箱から出したばかりの新しいマグニフィカSは、内部のお湯が通る管(チューブ)やポンプの中が「完全に空っぽ(空気が入っている状態)」になっています。

ポンプの空打ちを防ぎ、マシンの心臓部を守る儀式

もし、内部に水が入っていない状態でいきなりコーヒーの抽出ボタンを押してしまうと、マシンの心臓部であるポンプが「空打ち(水がないのに無理やり圧力をかけようとする状態)」をしてしまい、最悪の場合は故障の原因になってしまいます。

そのため、一番最初にマシンの電源を入れた時、ポンプの力で内部の管の隅々まで水を送り込み、中に残っている空気を外へ押し出す必要があります。これが「空気抜き」と呼ばれる作業の正体です。マシンの健康を守るための、とても大切な最初の儀式なのですね。

【完全ガイド】初期設定と空気抜きの正しい手順

それでは、箱から出した状態から美味しいコーヒーを淹れる準備が整うまでの、正しい初期設定の手順を順番に進めていきましょう。

ステップ1:水タンクに水を入れてしっかりセットする

まずは本体右側にある水タンクを取り出し、新鮮な水(できれば浄水器を通した軟水)を「MAX」の線まで入れます。そして、本体にカチッと音がするまでしっかりと奥まで押し込んでください。
※ここで水タンクが奥まで刺さっていないと、水が吸い上げられず後でエラーになります。

ステップ2:背面の「主電源スイッチ」をオンにする

コンセントを繋いだら、マシンの背面(裏側)にある「主電源スイッチ」を「I(オン)」の側にパチッと入れます。この時点ではまだ前面のパネルは光りません。

ステップ3:スチームノズルの下に空の容器を置く

本体右側から飛び出しているスチームノズル(ミルクを泡立てる部分)の下に、容量が100ml以上ある空のカップや容器を置いてください。ここから空気と一緒にお湯が勢いよく出てきます。

ステップ4:前面の電源ボタンを押し、スチームダイヤルを開く

マシンの前面パネルにある「電源ボタン」を押します。すると、警告ランプ(赤い三角のマークや水滴のマークなど)が点滅して、マシンが「水を出してください!」と求めてきます。

ここで、スチームノズルの上にある「スチームダイヤル」を反時計回り(左)に「I」の位置までカチッと回して開いてください。
ポンプの作動音が鳴り、ノズルから「ブシュッ」という音とともに空気とお湯が吐き出されます。
お湯が自動的に止まったら、スチームダイヤルを時計回り(右)に回して「O(閉じる)」の位置に戻します。これで空気抜きは無事に完了です!

空気抜きができない!水が出ない時の物理的な原因と対策

手順通りにやっても「ものすごい異音がするだけで水が出ない」「エラーランプが消えない」というご相談をよくいただきます。もし空気抜きがうまくいかない場合は、以下の2つの物理的な原因を疑ってみてください。

原因1:水タンクが「カチッ」と奥まで押し込まれていない

最も多い原因がこれです。水タンクとマシンの接続部分には、水漏れを防ぐための硬いゴムのパッキン(弁)がついています。
新品のうちはこのパッキンが非常に硬いため、ご自身では「最後まで押し込んだ」つもりでも、実はあと数ミリだけ奥まで入っておらず、ポンプが水を吸い上げられていないケースが多発します。

一度水タンクを引き抜き、少し強めの力で、奥の弁がカチッと開く感触があるまでしっかりと押し込み直してから、再度スチームダイヤルを開いてみてください。

原因2:フロッサー(ノズル)の先端が詰まっている

まれに、工場出荷時のテストなどで発生したわずかな水滴が乾燥し、スチームノズルの微細な空気穴を塞いでしまっていることがあります。
空気の逃げ道がないため、圧力がかけられずお湯が出ません。黒いカバーを外し、内側のゴムノズルをぬるま湯で軽くもみ洗いしてから、再度取り付けて試してみてください。

【注意】初期設定直後、最初の3〜5杯は味が薄くなります

無事に空気抜きが完了し、抽出ボタンが緑色に点灯したら、いよいよ豆を入れて抽出スタートです!
ですが、ここで一つだけ覚えておいていただきたいことがあります。

記念すべき1杯目のコーヒーを飲んだ時、「あれ?なんだか薄くて水っぽい…」と感じるはずです。これは失敗ではありません。
内部の「抽出ユニット」という部品の通り道に、まだコーヒーの粉が十分に充填されていないため、最初の3〜5杯は物理的に必ず味が薄くなるという構造上の特徴があるのです。

「最初の数杯はマシンを馴染ませるための準備運動」と割り切り、惜しいですが捨ててしまうか、たっぷりのミルクを入れてカフェオレにして飲んでください。5杯目以降からは、見違えるような黄金のクレマが乗った極上エスプレッソが抽出されるようになりますよ。

味が薄いままの場合は?
もし5杯以上抽出しても味が薄い場合は、豆の挽き具合(ダイヤル設定)を見直す必要があります。美味しい設定のコツは以下の記事で詳しく解説しています。
✅ マグニフィカSの味が薄い・水っぽい原因と、美味しい豆の挽き具合設定

まとめ:最初の儀式を乗り越えれば、至福の時間が待っています

「空気抜き」という言葉を聞くと難しそうに感じますが、要するに「一番最初に内部の管を水で満たしてあげる」だけのシンプルな作業です。

水タンクを奥までしっかりと押し込み、スチームダイヤルを開く。この手順さえ間違えなければ、誰でも簡単に初期設定を完了させることができます。箱から出す時の少しの緊張感を乗り越えて、ご自宅での素晴らしいコーヒーライフの第一歩を踏み出してくださいね。

✅ 今日のアクションプラン

  1. 水タンクを満水にして、奥まで「カチッ」としっかり押し込む
  2. スチームノズルの下にカップを置き、ダイヤルを開いてお湯を出す
  3. 空気抜きが終わったら豆を入れ、最初の3〜5杯は「準備運動」として抽出する

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