


- 「温度」を支配する:フラスコをしっかり温めることが、スムーズな抽出の第一歩。
- 「ネル」は乾かさない:抽出後のネルは即、水漬け保管。これが美味しさを維持する絶対条件。
- 「ゴム」を過信しない:パッキンの密着度が命。お湯が上がらない原因の9割はここにある。
【Project 369】
【STEP別】失敗しないテクニカ(TCAR-3)の淹れ方
テクニカで美味しいコーヒーを淹れるプロセスは、一つの「儀式」です。焦らず、以下の手順を守ってください。
- フィルターのセット:ネルフィルターを上ボールに入れ、チェーンを引いてフックをかけます。この時、フィルターが真ん中にズレなく配置されているか確認してください。ここがズレると、お湯が偏って抽出ムラの原因になります。
- お湯の準備:フラスコに沸騰したお湯を入れます。ぶっちゃけ、水から沸かすと時間がかかりすぎるので、ケトルで沸かしたお湯を入れるのがプロの時短術です。
- 加熱と挿入:アルコールランプ(またはビームヒーター)で加熱し、フラスコの底に小さな泡が出てきたら、コーヒー粉を入れた上ボールを斜めに差し込みます。完全に密閉するのは、お湯が上がり始めてからでOKです。
ここだけの話、「お湯が上がりきってから、一呼吸置いてから撹拌する」のが、粉全体に均一に熱を通すコツです。タイミングの詳細は、当サイトの撹拌ガイドをチェックしてください。
【手入れ術】ガラスを割らず、ネルを汚さないための黄金律
「手入れが大変」というイメージを払拭しましょう。ポイントを絞れば、片付けは驚くほどスムーズになります。
ガラスボウルの洗浄
テクニカのガラスは薄くて繊細です。洗剤をつけた柔らかいスポンジで優しく洗うのが基本ですが、最大の敵は「衝撃」。ぶっちゃけ、シンクの蛇口にぶつけて割る人が一番多いです。「蛇口にタオルを巻いておく」。これだけで、破損リスクは激減します。
ネルフィルターの絶対ルール
使い終わったネルは、流水でコーヒーの微粉をしっかり洗い流してください。洗剤は絶対に使わないこと。その後、清潔な容器に水を入れて冷蔵庫へ。これが、当サイト推奨の「水漬け保管術」です。
→ ✅ ネルをカビさせない!プロが実践する保管の鉄則はこちら
【故障対策】困ったときのトラブルシューティング
「あれ、おかしいな?」と思ったら、以下の3点を確認してください。ほとんどの場合、自分で解決可能です。
- パッキンの硬化:上ボールのゴムパッキンが古くなって硬くなっていませんか? 3年以上使っているなら交換時期です。
- 差し込みが甘い:上ボールをフラスコに「ギュッ」と押し込んでください。微かな隙間があるだけで、気圧が逃げてしまいます。
- 粉が細かすぎる:ミルでの挽き目を確認しましょう。パウダー状の微粉が多いと、ネルが目詰まりします。
- ネルの目詰まり:長期間使用したネルは油分で固まっています。煮沸洗浄するか、新しいネルに交換してください。
まとめ:テクニカは「手入れ」まで含めてコーヒー体験である
ハリオのテクニカ(TCAR-3)は、決して「ボタン一つで完了」する手軽な道具ではありません。しかし、丁寧に手入れをし、道具と対話しながら淹れる一杯には、他では味わえない格別の満足感があります。もし「やっぱり自分には難しいかも…」と不安になったなら、一度ランキングに戻って、他の選択肢と比べてみてください。
- 予備のパーツは持っているか?(特にネルの替え F-103S は必須です)
- 正しい保管場所はあるか?(ネルを水漬けする冷蔵庫のスペースを確保!)
- もしもの時は?(ハリオ製品はガラス単体で購入可能です。絶望しないで!)